日産の安全への取り組み
交通事故のない社会を目指して
日産は“走る楽しさと豊かさ”を体現するクルマづくりに取り組むとともに、リアルワールド(現実の世の中)における高い安全性を最優先に考えています。交通事故の原因の9割以上が人為的ミスといわれる中、日産が目指しているのは、2005年に設定した日産車がかかわる交通事故の死者数を実質ゼロにする「ゼロ・フェイタリティ」です。
交通事故と戦う─ 日産は、技術の革新でその決意をかたちにしています。
世界保健機関(WHO:World
Health
Organization)によると、世界全体で毎年約135万人が交通事故で命を落としています。
日産は日産車が関わる交通事故による死者数を実質ゼロにする「ゼロ・フェイタリティ」を目標として掲げ、「クルマが人を守る」技術、「少しでも危険に近付けないようサポートする」技術の開発研究を進め、グローバル規模で交通事故の低減に取り組んでいます。

“ぶつからないクルマ”の実現に向けて ~全方位運転支援システム~
日産は、セーフティ・シールドー「クルマが人を守る」というコンセプトのもと、危険予防から危険回避、そして乗員保護までのトータルな観点で、それぞれのシーンで乗員の安全をサポートする技術開発を進めています。これはクルマがおかれている状態を、“危険が顕在化していない”状態から“衝突後”に至るまで広く捉え、それぞれの状態において発生する危険要因に対して最適なバリア機能を働かせ、「少しでも危険に近づけないようサポートする」という考え方です。SRSエアバッグシステムやゾーンボディといった万一の衝突時に乗員を守り、被害を軽減するテクノロジーは交通事故による死傷者数の低減に貢献してきました。しかし、真に安全なクルマ社会の実現には、事故自体を減らすことが重要です。

日産は今後も、事故そのものを減らしていく新しい技術の実用化に取り組んでいきます。
例えば、通常走行時や駐車時には、ドライバーが視認しにくい周囲の車両や歩行者などをセンサーやカメラがモニターし、いつでも安心して運転できるようにドライバーをサポートします。また、危険な状態になりそうなときも、クルマが瞬時に判断して危険回避をアシストします。
世界中すべての人に最適なモビリティを提供することを目標に掲げている日産は、安全技術を広く迅速に普及させていくことも自動車メーカーとしての使命だと考えています。
