日産先進技術開発センター・シリコンバレー
日産の人工知能と次世代モビリティソリューションの中心
カリフォルニア州サンタクララに拠点を置く日産先進技術開発センター・シリコンバレー(NATC-SV)は、世界でも卓越した人工知能(AI)および次世代モビリティソリューションの研究施設です。当センターの研究者および科学者は、ロボット工学の研究をコンピュータ、データ、社会科学等を組み合わせて行い、今日のモビリティを改良し、未来のための真のソリューションを発明することを目指しています。
自動運転
自動運転や車両知能化システムはより安全でシームレスな、利用しやすいモビリティの実現に寄与します。
最先端のAIとロボット工学を探求することによりセンシング、知覚、マッピング、予測、プランニング、意思決定、制御に関する研究を行い、未来のモビリティの基礎を築いています。
人を中心とした車両の知能化
単なる自動化の域を超えて、クルマの知能化が人々の生活にどのような価値をもたらすことができるかは、お客さまや他の道路利用者との関わり、多様な社会規範の学習においてどれだけ優れているかにかかっています。
私たちは、最新鋭のAIプランニングと、部分観測マルコフ決定過程などの推論手法を応用し、さらに社会科学を組み合わせることによって、豊富な実世界のモデルをクルマに実装しています。
スマートシティ
現在、多くの都市では、さまざまな課題を解決するためにスマート・テクノロジーが採用されています。その目的はより暮らしやすく、サステナブルで公平な都市を築くことです。
私たちは、データやAIに関する専門知識をコミュニティや地方自治体との協働に活かし、モビリティに対する懸念に取り組み、将来の課題に向けて備えています。
マテリアルズ・インフォマティクス
新たなパワートレインに移行するためには、新しい素材の開発が必要です。データを蓄積したAIを使用しながら、マテリアルズ・インフォマティクスを活用して新素材をより効率的に特定し、それを実用化しています。
エネルギー
電気自動車(EV)の普及に伴い、エネルギーとモビリティは、より密接に関係するようになりました。私たちは、ゼロ・エミッション車の普及を加速することを提唱すると同時に、EVには大規模な電気インフラが必要であることを認識しています。
私たちは、単にガソリン車の代用としてではなく、EVがお客さまや社会に対して果たす役割を広げることを目指し、エネルギーとモビリティの接点を模索しています。
カスタマー エクスペリエンス
現在、私たちはデジタルとフィジカルが融合する世界に生きています。自動車とモビリティを活用することで、単なる移動するという行為を、つながりのある一連のオンボードエクスペリエンスとオフボードエクスペリエンスへ移行させることができます。
最先端のアジャイル・ソフトウェア、ユーザー中心のデジタル・エクスペリエンス・デザイン、シリコンバレー・エコシステムとのパートナーシップを組み合わせて、未来を創造しています。車外で利用するモバイルアプリケーション、車内で利用する情報、エンターテインメント、セキュリティ、さまざまな便利なサービスからナビゲーションや通信まで、お客さまの生活を豊かにするためのイノベーションを行います。
データ分析
どのようにして未加工のデータを価値のあるものに変えるのでしょうか。データ分析は、ツールや技術、プロセスを用いて問題を発見し、答えを見つける手法です。当センターの研究者たちは問題を特定し、未来の自動車をより良くする新たな方法を見出すために数字を分析しています。
ソフトウェア・ディファインド・ビークル
自動車技術は現在、次の段階へとシフトしています。ハードウェアからソフトウェアへの移行が進んでおり、これにより私たちは今後どのように自動車を設計、製造、運転し、そして楽しんでいくのか問い直されています。ソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)を所有する意味―自動車に従来求められたあるべき姿から、コネクテッドな世界で自動車を実際に使用する方法まで―を定義するのは、NATC-SVがいかに未来のためのソリューションを生み出すかにかかっています。
関連記事: Nissan’s Dr. Maarten Sierhuis named MotorTrend Software-Defined Vehicle Innovator Awards winner(英語)
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