リジー・ケインさんは、オーストラリアのメルボルンに住む「日産リーフ」オーナーです。幼い頃から新しいものは何でもすぐに試したくなる性格で、「5、6歳のころからずっとゲームで遊んでいて、PlayStation®は発売後すぐに手に入れました」と話します。
現在、ケインさんはゲーム制作会社のシニアプロデューサーとして働いています。しかし、働き始めてすぐに気づいたのは、職場に女性がとても少ないということでした。実際に、ゲーム業界で働く女性の割合は、全体の2割程度にとどまるそうです。
「みんなが楽しめるゲームをつくるには、つくる側にも多様な人材が必要だと思うんです」
そこで、ケインさんは同じ想いを共有するゲーム業界の女性達と、ガール・ギーク・アカデミーを設立しました。女子学生を主な対象としたこのアカデミーは、ゲーム制作に興味をもってもらうため、コーディングのクラスやワークショップなどを開催しています。
「一般にゲームは男性がプレイするものだという固定観念がありますが、実際にはゲームプレイヤーの半数は女性なんですよ。ですから、男性も女性も楽しめるゲームをつくりたいと思っています。そのためにも、男女関係なく、誰でもゲームをつくることができると知ってもらいたいですね」
「リーフ」を選んだ理由
仕事柄、ケインさんはテクノロジーへの好奇心が尽きません。自身の生活をサステナブルにするためにも、テクノロジーが果たす役割は大きいと考えています。ですから、新車の購入に際しても、最先端のテクノロジーに関する情報をもとに検討しました。その結果、電気自動車(以下EV)が候補となり、最終的に「リーフ」にたどり着いたのです。
「私たちは常に、世の中の女性たちにポジティブなインスピレーションを与える方法を考えています。また、私自身、サステナビリティとクリーンエネルギーを重視するリーグ・オブ・ギークスという会社で働いており、ガソリン車という選択肢はありませんでした」
購入前にEVに関するあらゆる情報を集めた結果、ケインさんは自宅のマンションに充電器がないことが心配になりました。それを聞いた上司は、「では、あなたの家にはガソリンスタンドがあるの?」と尋ねたそうです。その言葉で、ケインさんはEVに乗り換えてもガソリン車と大きな違いはないということに気づかされたのです。
ケインさんが探していたのは、外観のデザインが良く、運転の楽しいクルマです。そして、タフでパワフルな走りが可能で、自分のライフスタイルにあうクルマが欲しいと思っていました。
EVの購入を考えている人には、「とにかく試乗してください」とのこと。ケインさんも「リーフ」を試乗して、即決したそうです。
ケインさんは「リーフ」の見た目をとても気に入っています。「ほとんどのEVは箱型のデザインだったり、極端に未来的なデザインだったりしますが、『リーフ』は本当にクルマらしいデザインですよね」
周りの人からは、「どこで充電しているの?」「どのくらいの頻度で充電しているの?」とよく質問されるそうです。「iPhoneと同じで、コンセントに差し込むだけで充電できると答えても、最初はみんな信じてくれません!」とケインさんは笑います。
「外出時に充電が必要になったときには、その合間にコーヒーを飲みに行ったり、ランチを食べに行ったり、買い物をしたりします。でも、充電をしない日にも同じことをしますから、あくまでふだんの生活の一部ですよね」と、彼女の生活に「リーフ」はすっかり溶け込んでいるようです。
「これからは間違いなくEVの時代ですね。『リーフ』は理屈を超えて、運転するのが楽しい。納得の愛車です。私はもう、ガソリン車に戻ることはないと思います」