1960年代

1960年代

ダットサンブルーバード 510型

1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博の開催にあわせ、各地で高速道路が開通するなど、国内の道路網が急速に整備されました。さらなるモータリゼーションの起爆剤になるべくして誕生した量販車種も各社次々に発売され、マイカー普及も進みました。特に、1966年に日産が発売した新型大衆乗用車「ダットサンサニー1000」は、本格的マイカー時代の扉を開ける、時代に先駆けた画期的商品として社会現象になりました。
一方、1963年に第1回日本グランプリ自動車レース大会が鈴鹿サーキットで開催されたのを契機にスポーツカーへの関心も高まり、自動車の高性能化が競われるようになりました。日産は新型スポーツカー「ダットサンフェアレディ」、プリンスは「スカイラインGT」が1960年代中期の代表的な高性能車です。 1966年には、旧通産省による業界再編の動きの一環として、技術開発に秀でた「プリンス自動車工業」が日産自動車と合併し、「スカイライン」「グロリア」などの商品ラインアップが日産に合流したばかりでなく、商品企画力・開発力にもさらに磨きがかかりました。1960年代から、日産自動車は「技術の日産」として、その後長く親しまれるようになります。

1960年

1月
ダットサンフェアレディ SPL212型 輸出専用車

ダットサンフェアレディ SPL212型 輸出専用車

3月

エコー GC140型

英国オースチン社との技術提携終了

4月

ニッサン キャブオール(C140型)

セドリック 30型

ジュニア B140

セドリック 30型

セドリック 30型

6月

第10回デミング賞実施賞を受賞

9月

米国日産設立

10月

パトロール 60型
ダットサンキャブライト A120型

パトロール 60型

パトロール 60型

プリンスライトコーチ BQVH-2型

11月

1961年

8月

ダットサントラック 320型

ダットサントラック 320型

ダットサントラック 320型

9月

メキシコ日産設立(1966.7生産開始)

1962年

1月

ジュニア 40型

2月

セドリックスペシャル 50型

3月
8月

プリンスマイラー T430型

9月

プリンスグロリア S40型

プリンスグロリア S40型

プリンスグロリア S40型

10月
ダットサン フェアレディ 1500(SP310型)

ダットサン フェアレディ 1500(SP310型)

1963年

3月

プリンスクリッパー T631型

8月

銀座に日産ギャラリーオープン

9月

ダットサンブルーバード 410型

ダットサンブルーバード 410型

ダットサンブルーバード 410型

10月

プリンスライトコーチ B632型

11月

プリンススカイライン S50型

プリンススカイライン S50型

プリンススカイライン S50型

1964年

3月

ダットサンキャブライト A220型

9月

プリンスホーマー T640型

1965年

2月

プリンススカイラインGT

4月

シルビア CSP311型

5月

ダットサントラック 520型

座間工場完成(1964.12 一部稼働開始)

ダットサントラック 520型

ダットサントラック 520型

8月

プリンスホーミー B640型

10月

1966年

1967年

2月

ダットサンサニートラック B20型

4月
グロリア A30型

グロリア A30型

7月

本牧専用埠頭完成

8月
ダットサンブルーバード 510型

ダットサンブルーバード 510型

プリンスマイラー T446型

1968年

1月

本社事務所、東京銀座の新社屋に移転

4月
ローレル C30型

ローレル C30型

5月

日本グランプリでニッサンR381が優勝

7月

スカイライン C10型

スカイライン C10型

スカイライン C10型

10月

ダットサンキャブスター A320型

富士重工業と業務提携

1969年

2月

スカイライン2000GT-R C10型 発売

 ↳世界初:量産車としての4バルブDOHC機構を採用

スカイライン2000GT-R C10型

スカイライン2000GT-R C10型

6月

トラック 780型

8月

ダットサンサニーキャブ C20型

10月
11月

輸出累計100万台達成