交通安全

⽇産は、⾃動運転技術の搭載をはじめとするクルマそのものの安全性向上はもちろん、ドライバーや歩⾏者の安全意識を⾼める啓発活動や、⼦どもや⾼齢者といった社会的弱者を守る取り組みも実施するなど、交通安全の推進に取り組んでいます。
交通安全活動「ハローセーフティーキャンペーン(日本)」
事業所周辺地域における交通安全啓発活動の推進に寄与するため、日産は、日本において1972年から実施している交通安全活動「ハローセーフティーキャンペーン」の一環として、1987年より従業員募金を実施しています。会社からの寄付金を加え、地域の交通安全協会や自治体などを通じて、主に各事業所近隣の児童に対し、交通事故防止に役立つ物品を寄贈しています。また、高齢ドライバーの安全走行を促進・啓発するため、新潟大学とともに、2019年度に「ハンドルぐるぐる体操」を制作しました。本体操は、主に高齢ドライバーが日々の生活の中で運動習慣をつけることにより、筋力と認知力を高めて安全走行できるように支援するものです。また、2022年3月、北里大学とともに開発した「有効視野*計測システム」のプロトタイプを発表しました。これは、2021年3月に創設した、産学連携のバーチャル研究所「交通安全未来創造ラボ」(新潟大学、北里大学、相模女子大学と共同)の研究成果の一つです。当ラボは高齢ドライバー、幼児・児童、公共交通機関が不足し過疎化に悩む人々、訪日外国人など、生活や移動に不安や不自由を抱えている一人ひとりに寄り添い、交通死亡事故ゼロの交通社会を実現することを目的としています。
* 有効視野とは必要なものを識別できる範囲をさします。

「交通安全未来創造ラボ」で開発した有効視野計測システム
ドライビングスクールへの支援(米国)
北米日産会社(NNA)は、2021年度、ThinkFast®* と連携しているテネシー中部の事業所近郊にあるドライビングスクール10校への支援を行いました。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、従業員の参加は見送りましたが、今後も安全運転への支援を継続していきます。
* ThinkFast®: 安全運転の重要性を子どもたちにゲーム形式で伝える、インタラクティブな教育プログラム