交通安全

⽇産は、⾃動運転技術の搭載をはじめとするクルマそのものの安全性向上はもちろん、ドライバーや歩⾏者の安全意識を⾼める啓発活動や、⼦どもや⾼齢者といった社会的弱者を守る取り組みも実施するなど、交通安全の推進に取り組んでいます。

交通安全活動「ハローセーフティーキャンペーン」(日本)

事業所周辺地域における交通安全啓発活動の推進に寄与するため、日産は、日本において1972年から実施している交通安全活動「ハローセーフティーキャンペーン」の一環として、1987年より従業員募金を実施しています。会社からの寄付金を加え、地域の交通安全協会や自治体などを通じて、主に各事業所近隣の児童に対し、交通事故防止に役立つ物品を寄贈しています。また、高齢ドライバーの安全走行を促進・啓発するため、新潟大学とともに、2019年度に「ハンドルぐるぐる体操」を制作しました。本体操は、主に高齢ドライバーが日々の生活の中で運動習慣をつけることにより、筋力と認知力を高めて安全走行できるように支援するものです。また、高齢ドライバーだけでなく、運転不足になりがちな誰にでも身体機能向上効果が期待できます。2022年10月にハンドルぐるぐる体操を全国に広めるため全国オンライン体験会を開催し、14地域の子どもから高齢者まで幅広い層が集まりました。2023年3月には、東京都銀座に実在するギャラリー「NISSAN CROSSING」と、メタバース*上のバーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING」をオンライン中継でつなぎ、リアルとバーチャルのそれぞれから参加する、ハンドルぐるぐる体操の体験会を開催しました。

* 三次元の仮想空間を使ったVR(Virtual Reality)コミュニケーション技術

ハンドルぐるぐる体操 全国オンライン体験会の様子(左)、メタバース上の「NISSAN CROSSING」でのアバターが体操のインストラクターを担当。

ハンドルぐるぐる体操 全国オンライン体験会の様子(左)、メタバース上の「NISSAN CROSSING」でのアバターが体操のインストラクターを担当。

ドライビングスクールへの支援(米国)

北米日産会社(NNA)は、2022年度、テネシー中部の高校10校を対象にThinkFast®プログラム実施支援を行い、高校1年生と2年生合わせて約500名が参加しました。

* ThinkFast®: 安全運転の重要性を子どもたちにゲーム形式で伝える、インタラクティブな教育プログラム

セーフティ トラフィック サーキット(ブラジル)

ブラジル日産自動車会社は、リオデジャネイロ南部地域の4つの自治体の学校で、交通安全と持続可能な都市部のモビリティ強化を目的とした「セーフティ トラフィック サーキット」と題された教育アクティビティを実施しました。27名の従業員がボランティアとして参加し、800名以上の児童がこのアクティビティに参加しました。

セーフティ トラフィック サーキット
セーフティ トラフィック サーキット