日産 童話と絵本のグランプリ
第35(2018年度)入賞作品
童話の部

大賞 「くじらすくい」 作/水凪 紅美子

冒頭の数行で物語の背景をたくみに説明しきってあるのがおみごと。「金魚すくい」ならぬ「くじらすくい」の発想がおもしろく、意外な展開にも惹きつけられました。ミノルのキャラクターも効果的でしたね。
(短評:吉橋 通夫)

題 名 作 者 氏 名
大    賞 くじらすくい 水凪 紅美子
優 秀 賞 イカのくせにな 髙橋 ことは
いつか、新幹線に乗って 岸本 智子
あ、忘れてた。 松下 好美
佳    作 この木の寝つき はまだ さちえ
チュウ吉の宝物 あべ えみ 
せんたくばさみの かぷじい 糸畑 くみ 
ナナ 上田 郁子 
電車の神さま 牛山 アキラ
にのみやくん おかだ とも
ぼくのビワコ 錺 雅代
福の神貸してください 木村 春
黄色いハンガー 日下 昭子 
ぼくをなくした! コウタリ リン
むかしむかし今ここに 佐藤 ユンコ
ヤキソバ王国のお客さま 中井 たかし
せんたくきが歩きだした! 野城 裕子 
イワシの年越し 平野 ゆり子
ぼくのしらたま大作戦 マサキ ナオミ
おばあさんの黒電話 瑞井 夢叶 
めざましくん家出する むかいもと 実穂
音のたりないソナタ 森田 洋美 
ぼく 森本 多惠子
商店街の漫才娘 山口 智史 
絵本の部

大賞作品 「こがらしの日は」 作・絵/松丘 コウ

まず絵に惹かれました。ソフトな色彩と文字をレイアウトするための大胆な構図。主人公と猫は会話する心情を表情豊かに表現されています。おはなしの進行には思いがけない展開があり、ページを送る楽しみがありました。
(短評:黒井 健)


絵本大賞 こがらしの日は

題 名 作 者 氏 名
大    賞 こがらしの日は
(出版時に「ぴのちゃんとさむさむねこ」に改題)
松丘 コウ
優 秀 賞 ナメクジふどうさん イクセ リョウジ
空の落としもの もりやま かよこ
みて、みて、できたよ。 小林 みちよ
佳    作 おひるねのじかんに しまざき ともみ
おい! リスめ!! あこみ
おおきなやぎ いわた あきこ
くまのメガネやさん オックー チヒロ
みずたまりのゆうえんち きたがわ なお
それだけはいややっていうたやん! 笹目 舞
こわがりみっちゃん スージィ
モリーおばあさんとラジコさん 長野 博
こたつものがたり 花 まるこ
フン!フン!フン! 宮崎 いづみ