企業活動全体からの排出削減
企業活動によるCO2排出量の削減
日産は自動車メーカーとして企業活動からの温室効果ガス排出量削減に取り組んでおり、省エネルギー活動や再生可能エネルギーの利用を推進しています。
日産は国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
第4次評価報告書をもとに試算した結果に基づき、2050年に向けた企業活動全体のCO2排出量に関する削減目標を定めました。そして、「NGP2022」では2022年までに30%削減するという中期目標を設定しています。日産の温室効果ガス排出量削減への取り組みは、排出量が大きい生産活動だけでなく、物流、オフィス、販売会社にも及んでいます。生産、物流といった活動領域別の目標を設定し、それぞれの領域で温室効果ガスの排出量削減に取り組んでいきます。
そして、2021年1月
、日産は2050年にクルマのライフサイクルでのカーボンニュートラルを実現する目標を定めました。
長期ビジョンとロードマップ
NGP2022 の目標
企業活動全体:2022年までにグローバルの企業活動におけるCO2排出量を30%削減(販売台数当たり、2005年比)
- 生産:2022年までにグローバルの生産拠点におけるCO2排出量を36%削減(生産台数当たり、2005年比)
- 物流:2022年までに日本、北米、欧州、中国の物流におけるCO2排出量を12%削減(生産台数当たり、2005年比)
- オフィス:2022年までにグローバルのオフィス拠点におけるCO2排出量を12%削減(床面積当たり、2010年比)
- 販売会社:2022年までに日本の販売会社におけるCO2排出量を12%削減(床面積当たり、2010年比)
主な取り組み
企業活動全体:企業活動における温室効果ガス排出量削減の取り組みを生産、物流、オフィス、販売会社に分け、各領域で温室効果ガス排出量削減に取り組みます。
- 生産:日産のエネルギー診断チームであるNESCO(Nissan Energy Saving Collaboration)による省エネルギー診断の実施、工場間でのベストプラクティスの共有、設備の運転効率の改善、設備投資、再生可能エネルギーの活用
- 物流:モーダルシフトルートの拡大、梱包仕様(荷姿)の改善、積載率の向上、燃費の向上
- オフィス:オフィス間でのベストプラクティスの共有、LED照明の導入、オフィスの中でもCO2排出量の多い拠点でのNESCOチームによる省エネルギー診断の優先的な実施
- 販売会社:ISO14001認証に基づいた日産独自の環境マネジメントシステム「日産グリーンショップ」認定制度の実施、新店舗への省エネルギー設備の導入