「技術の伝承」は業種を問わず製造業の課題です。 日産ではどのように向き合うか? 今回は座間事業所にある「日産ヘリテージコレクション」に所蔵する450台におよぶ記念車を管理する関係者に焦点をあてます。
神奈川県の横浜と厚木の中間点に位置する座間事業所は1965年に操業を開始し、1995年まで「サニー」などを生産していました。現在は生産技術の開発やプレス金型の製造、電気自動車用バッテリーの製造、物流拠点となっています。その一角に日産ヘリテージコレクションがあります。古いものでは1930年代の創業間もない頃の車両から世界のレースやラリーで活躍したマシンまで、独自で収集したものやお客さまから寄贈いただいたものなど、約450台の車両の7割は動態保存となっており、実際に走行することができ、その雄姿はNISMO FESTIVAL等でご存知の方も多いかと思います。
かつては「座間記念庫」と呼ばれ非公開でしたが、改装や設備増強を経て現在では「日産ヘリテージコレクション」として人数限定で一般公開しています。施設の様子はすでに多くのメディアや自社コンテンツでご紹介しておりますが、今回はこのヘリテージコレクションを管理、運営しお客さまを受け入れる業務に携わる社員に焦点を当てます。
ヘリテージ史料を担当する中山竜二(写真右下)は「86年もの歴史の中でつくりだしてきたクルマをこれだけ素晴らしいコンディションで保管しているというのは、自動車メーカーとして大切なこと。私たちは文献や写真だけでなく、現物で歴史を語ることができるんです」と車両を保存し次世代に残すことの意義を説明します。「ヘリテージコレクションのクルマを紹介する際には、ともすると人気のあるクルマに偏りがちですが、その陰に隠れた地味なクルマにもたくさんのストーリーがつまっていることを私たちは肌で知っています。可能な限り多くのクルマをご紹介したい」と意気込みを語りました。
この他にも多くの従業員が携わっています。ぜひ動画でその思いをご覧ください。
(本動画は当初社内広報用途に制作されたもので、一部所属名称や敬称が社内向けの表現になっている場合があります。ご了承ください)
日産ヘリテージコレクション紹介動画
日産ヘリテージコレクションWEBサイト
https://nissan-heritage-collection.com