日産のファミリーサポート:養子縁組とバトンタッチ育休

アメリカと日本、2組の従業員の事例を紹介

2023/01/20
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人生はよく「旅」に例えられます。そして仕事を持つ多くの人にとって職場環境は、その旅が楽しく快適なものになるかどうかに、少なからず影響を与えるものです。世界で13万人を超える日産の従業員一人ひとりにも、それぞれの人生があります。入社や転勤によって新たな街で仕事を始める者もいれば、初めての慣れない子育てをしながら仕事と家庭を両立させている者もいます。今回は、人生の局面でどのような困難があり、どう日産とともに乗り越えてきたのか、2組の従業員の「旅」の物語をご紹介します。

アメリカ、テネシー州在住のマイケルとミーガンの夫妻。マイケルは日産の従業員としてスマーナ工場で部品物流を担当し、妻のミーガンは幼児教育の教員として働いています。一方、所変わって日本では、山田 嘉穂とリベカの夫婦が、共に日産に勤務しています。嘉穂は電動パワートレインの制御エンジニアとして、リベカは人事部門で働いています。勤務する国こそ違えど、両家ともに、時に困難を乗り越えながら、生き生きとした充実した日々を過ごしています。

「養子縁組支援制度」で新たな家族を迎えたヒンソン家

2011年、スマーナ工場の品質管理スタッフとして日産に入社したマイケル・ヒンソン。地元テネシー州出身のマイケルはミーガンと結婚し、やがて双子の男の子が誕生して家族は4人に増えました。その後、娘の誕生も望むも恵まれず、2人は養子縁組について話し合うようになりました。しかし、仲介業者による養子縁組は手数料が数万ドルに上ることが分かり、話は暗礁に乗り上げます。そんなとき、マイケルは工場の同僚から、社内の養子縁組支援制度の存在を聞きました。必要な費用のうち、要件を満たせば5,000ドルを上限に補助されるというものでした。

「日産は養子縁組をサポートするプロセスにおいて協力的で、金銭的な負担軽減は、私たちにとって本当にありがたいものでした」とマイケルは語ります。

ヒンソン夫妻はついに2017年3月、生後6か月のグレイスリン・ホープを正式に家族の一員として迎えることができました。約1年にも及んだプロセスは、さまざまな紆余曲折もあり、精神的にも決して容易なものではありませんでしたが、会社を含む周囲からの手助けと、二人の強い想いにより、ヒンソン夫妻は夢を実現させたのです。

「養子縁組のために募金も募りましたが、会社から支援があったことは大きな支えとなりました。グレイスリン・ホープを我が家に迎え入れることができ、本当にありがたく思っています。」

夫婦それぞれが交代で育休を活用した山田家

日本では、夫婦ともに日産従業員である山田 嘉穂とリベカの夫妻が、それぞれ育児休職制度を利用しました。2019年に第一子が誕生し、育児を分担するため最初の1年間に交代で取得したのです。これは、これまで家事をなるべく平等になるよう分担している山田夫妻にとって、ごく自然な流れでした。とは言え、日本の企業ではなかなか男性の育児休職の取得が進んでいない実情があります。

「当時は職場で長期間の育休を取得した先輩男性の話を聞いたことがなく、休みに入ることに対して上司や同僚にどのように受け止められるのか、全く見当もつかず大きな不安を感じていました」と嘉穂は言います。

日本でも男性の育児休業の取得は年々増えていますが、最新のデータでは休暇と休職を含めて約14%でした。一方日産では、2021年は6割以上にのぼったものの、山田さんのような長期の休職を取る人はまだ決して多いとは言えません。

「しかし、上司は面談で私の話をよく聞いてくれて、適切に職務を割り振りながら私自身の成長を支援してくれました。そのため不安感や後ろめたさを感じることなく育休に入ることができました。復職した今も、職場のサポートには心から感謝しており、自分にできることを精一杯がんばりたいと思っています。」

一方、リベカは育児をめぐる男女両方の意識を変えることも重要だと考えています。

「子育ては夫婦で一緒に学んでいくことが大切だと思います。夫婦間でよく話をし、女性側も自分の考えを伝えたり、自分でやろうと思っていた仕事を相手に任せることも重要だと思います。その際に歓迎する雰囲気を作ると、育児がより楽しくなり、より積極的になりますね。私も最初は不安がありましたが、任せてみたら私より上手にできることが多くて驚きました。」

2022年8月、夫婦の間に第2子が誕生しました。そして、このインタビューから数か月後、リベカが職場復帰するタイミングで、嘉穂は2回目の育休を計画しています。

育休を取得したことで、仕事に対する考え方が変わり、視野も広がったと嘉穂は言います。「結果を出すだけでなく、従業員やお客さま含めたすべてのステークホルダーを幸せにしながら、ビジネスを成立させていく。会社はそのような場所でもあると思うようになりました」

子育ては仕事とは全く性質の異なるもので、その両立には心身ともに疲労困憊することがあると本音を漏らしつつ、その日々を乗り越えてきた多くの先輩パパママへの尊敬の気持ちと、同僚をはじめとする周りの人々への感謝を常に感じていると言います。

それぞれの生活を尊重する

山田家では、現在4歳になる娘が、日産車のファンになっているそうです。

「『アリアちゃん!』『サクラちゃん!』と自分が開発に携わった車の名前を呼んでくれるのは嬉しいです」と嘉穂は笑みを浮かべ、日々の何気ない日常に幸せを感じています。

また、アメリカのヒンソン家ではグレイスリン・ホープを迎えてから5年余り、一家から笑い声が絶えることはありません。

「彼女は6歳になり、個性豊かに成長しています」とマイケル。「教会、家族との時間、学校、体操、バスケットボール、ソフトボールを満喫しています。末っ子としていつまでも家族にとっての“赤ん坊”でいることが大好きで、私たち夫婦も双子の兄たちも彼女を甘やかしがちなので、たいていのことが彼女の思い通りになっています(笑)。」切望していた娘が家族の一員になり、目に入れても痛くないようです。

従業員が健康でいきいきと働けるようにするために、日産では各国・各拠点のニーズにあわせて、リモートワーク制度、フレックス勤務、ファミリーサポート休暇、社内託児所、フィットネスセンターなど、様々な支援プログラムを導入しています。こうした取り組みによってダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(多様性の受容)を大切にする考えを具現化し、従業員が能力を最大限に発揮できる職場環境をつくり出すことができるはずです。

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