リモート・ソフトウェア・アップグレード
常時ネットワーク接続により、常に最新の機能にアップデートできます
クルマが常時ネットワークに接続され、様々なソフトウェアが常に最新の状態にアップデートできます。
ソフトウェアのダウンロードを走行中に、更新を走行後に行うシステムとすることで、いつでもクルマを使用することができます。
技術の働き
ソフトウェアのダウンロードは走行中に、更新は走行後に行われます。
- 最新のソフトウェアを自動的に確認
パワースイッチONすると、自動的にクルマが情報センターと接続し、アップデート可能な最新ソフトウェアを確認します。 - 走行中にダウンロードを実施
アップデート可能な最新ソフトウェアがあれば、走行中にダウンロードが行われます。 この際、クルマのすべての機能は使用可能です。 - 走行後に短時間で更新
パワースイッチOFFすると、ドライバーにインストールの確認が行われ、新しいソフトウェアのインストールが実行されます。この間、ユーザは乗車している必要はありません。また、既にダウンロードは完了しているため、更新は短時間で完了します。タイマー機能により、更新開始タイミングを設定することも可能です。
技術の仕組み
パワースイッチがONになると、車載通信ユニットは、情報センターに最新のソフトウェアがあるかを確認し、最新のものがあれば、ダウンロードを行います。ダウンロードは無線通信およびイーサネットを介して高速に行われ、ゲートウェイに格納されます。
各コントロールユニットは、2つのメモリからなるデュアルバンクメモリを搭載しています。車内ネットワークを介してゲートウェイから新しいソフトウェアを受領すると、これを走行中に使用するメインメモリではなくサブメモリに格納することで、ダウンロード中でも走行することができます。
走行が終了しパワースイッチがOFFになると、サブメモリをメインメモリに切り替えることで、新しい機能が利用可能となります。
ソフトウェアは車載通信ユニット、ゲートウェイ、各コントロールユニットで多段階に認証することで、高いセキュリティ性能を確保しています。