次世代ProPILOT
都心部の複雑な交通環境にも高度に調和し、安全に走行
次世代ProPILOT※は、最先端のエンボディドAI技術を適用したWayve AI Driverソフトウェアと次世代LiDARを活用した、高度な安全性を実現する革新的な次世代運転支援技術です。日産は、高速道路の単一車線(ProPILOT)から複数車線(ProPILOT2.0)における運転支援技術の段階的な進化に取り組んできました。次世代ProPILOTでは、市街地などのより複雑な交通環境を含む一般道において、熟練ドライバーのような運転を可能とした、信頼できる安全な運転支援技術を実現します。

次世代ProPILOT:AI技術を搭載した革新的な運転支援0:51
ハードウェア構成
今回公開した次世代ProPILOTの開発試作車には、11個のカメラ、5個のレーダーセンサー、1個の次世代LiDARセンサーが搭載されています。

カメラは、物体や信号の色など、クルマの周囲を全方向(360°)で把握します。この画像データを、Wayve AI Driverソフトウェアが高度に処理することにより、都市部の複雑な道路環境に調和した、スムーズで安全な走行を実現します。
WayveのエンボディドAIは、周囲のすべての情報を包括的に把握し、次に起こること、自身の行動が及ぼす影響を予測する能力を持っています。さらに、高速な処理能力により、急な状況の変化に直ちに対応できるように備えた安全運転を行います。
くわえて、レーダーセンサーを用いることで、物体までの距離と相対速度を正確に検出し、安全でスムーズな走行に寄与します。
高性能なLiDARセンサーは、Ground Truth Perception技術の重要な構成要素の一つです。LiDARは、カメラの認識距離よりも遠方を正確に認識でき、高速走行時や夜間走行時に安全性を高めます。
2025年9月、日産は、東京・銀座において本技術を搭載した「日産アリア」の開発試作車による運転能力を公開しました。本技術は、2027年度に国内の市販車への搭載を予定しています。
- 自動運転SAEレベル2。運転席に乗員が座り、監視する必要があります。ドライバーは常に車両を制御し、交通状況を監視する責任があります。道路状況、交通、車両の状態に応じて、即座に手動操作に切り替える準備が必要です。すべての天候、交通、道路状況で機能するわけではありません。