地域社会への生活向上支援

歩く国際協力「Walk in Her Shoes」キャンペーンへの協賛(日本)

途上国での水資源問題や女性の人権問題を従業員に身近に感じてもらうため、日産はケア・インターナショナルジャパン主催の「Walk in Her Shoes(彼女の身になって歩く)」キャンペーンに協賛し、従業員の参加を呼び掛けています。約3か月のキャンペーン期間中に参加者が好きな時に好きな場所を歩いた歩数が、途上国で水汲み労働のために教育の機会を失っている女子の支援への寄付に繋がる活動です。

5年目の参加となった2025年には、株式会社日産クリエイティブサービス、株式会社日産フィナンシャルサービス、日産トレーディング株式会社、日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社とともにキャンペーンに協賛し、関係会社含め604名の従業員が参加しました。参加者からは、自身の健康促進にもつながる社会貢献活動として好評を得ています。

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「日産セレナ」を通じて開発途上国の子どもたちに給食を届ける「おにぎりアクション」(日本)

日産は「日産セレナ」を通じて、NPO法人TABLE FOR TWO International(TABLE FOR TWO)の「おにぎりアクション」にオフィシャルパートナーとして協賛しています。同団体は、開発途上国の子どもたちに給食を届けることを通じ、食の不均衡の解消を目指しています。「おにぎりアクション」はおにぎりの写真(もしくはおにぎりを模したもの)をSNSなどに投稿すると、アフリカ・アジアの子どもたちに給食5食が届く取り組みです。

「日産セレナ」が持つ「子どもの可能性を広げる“家族のためのミニバン”であり続けたい」という思いが、この活動の理念に合致し、2018年より協賛を行っています。「日産セレナ」独自の活動として、全国の日産のお店、ご来店されたお客さま、各国の従業員など日産に関わる皆さま一丸となって活動を盛り上げ、2024年は29万2,800枚の投稿によって、アジア・アフリカの子どもたちに146万4,180食の給食を届けられることになりました。「おにぎりアクション」は、その活動が評価され、2019年には「ジャパンSDGsアワード」SDGs副本部長(外務大臣)賞を受賞しています。

「日産セレナ」を通じて開発途上国の子どもたちに給食を届ける「おにぎりアクション」

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日産カップ追浜チャンピオンシップ(全国車椅子マラソンin横須賀)(日本)

日産カップ追浜チャンピオンシップ(全国車椅子マラソンin横須賀)

日産は、2000年より地域関係諸団体との協働運営で車椅子陸上競技の総合大会「日産カップ追浜チャンピオンシップ(全国車椅子マラソンin横須賀)」を開催しています。障がい者スポーツの普及と競技者の技術向上のほか、地域の活性化と「やさしい街づくり」支援を目的としています。2024年12月1日に開催した「日産カップ追浜チャンピオンシップ2024」では、総勢200名の方々がレースに参加しました。また日産従業員12名がボランティアとして大会をサポートしました。

日産ふれあいロードレース(日本)

日産ふれあいロードレース

日産テクニカルセンター(厚木市・伊勢原市)では、2008年より「NICE WAVE活動」の名称で地域貢献活動に取り組んでいます。

この活動の一環として2012年より「日産ふれあいロードレースを開催、視覚障がい者と健常者が共に「安全広々コースで思い切り走ろう」をテーマに、同センターを地域に開放して実施しています。2025年2月16日に「第14回日産ふれあいロードレース」を開催し、総勢1,000名の方々がレースに参加しました。また日産従業員48名がボランティアとして大会をサポートしました。

日産財団による支援(米国、オーストラリア、カナダ)

日産は国や地域により異なるニーズに対応するため、各国の事業拠点や関連会社による独自の取り組みも行っています。米国、オーストラリア、ブラジル、カナダなどに設立された各国の日産財団は、さまざまな形で社会貢献活動を実施し、コミュニティの活性化や課題の解決に貢献しています。

米国では、社会における「多様性」を促進するための教育活動に対して資金提供を行う「日産ファンデーション」を通じて、多くのコミュニティを支援しています。1992年の設立以来、日産ファンデーションは米国全土の150以上のNPO法人に対して1,600万ドル以上の寄付を行ってきました(2025年3月末現在)。2024年度は、「Arab American National Museum」「Global Education Center」「Japanese American National Museum」「Midori & Friends」「National Center for Civil and Human Rights」など全米44の団体・機関に対して125万ドルの寄付を行いました。

豪州日産自動車会社(NMA)は、2016年4月に社会貢献活動を目的とした「日産オーストラリア財団」を設立しました。2017年度より、オーストラリア国内の中小規模の慈善団体に資金提供を行い、活動の拡大や継続を後押ししています。

カナダ日産自動車会社(NCI)は日産カナダ財団を通じて、複数の大学や地域の慈善団体を支援しています。例えば2008年からは、ジョージア大学に通う学生に経済的な支援を行っています。ジョージア大学は自動車プログラムに専門性があり、NCIも多くのインターンを受け入れており、この大学を卒業した従業員も多くいます。

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Club Impacto Positivo: Huella de carbono(アルゼンチン)

2022年に日産は、パートナーである「Carbon Neutral +」とともにカーボンオフセットへの取り組みを始めました。2024年度はアルゼンチン日産が2023年に排出した温室効果ガスの量を測定して、NGOの「Asociación Amigos de la Patagonia」と共にラニン国立公園で植林を行うことにより、排出した温室効果ガス全量をオフセットする取り組みを行いました。植林したアラウカリア・アラウカーナ(地元原産木)は2,030本に至りました。