e-POWER制御技術のさらなる進化
発電タイミングを制御することにより、燃費と静粛性のさらなる向上を実現します。
e-POWER制御技術は、実用燃費の向上と電気自動車並みの静かさを目指し、道路交通情報や路面情報を活用し、発電用エンジンの始動タイミングを最適化します。
技術の働き
e-POWER制御技術は段階的に進化します。
最初の段階は車載センサーからの情報を使い、エンジンを制御します。
例えば、ロードノイズをセンシングすることにより、路面状況を判定し、路面が粗い時にはエンジンをオン、路面が滑らかな時にはエンジンをオフとなるように制御します。
これにより、エンジン音を感じる時間を減らし、より静かな走りを実現します。*
- ノート(2019年12月~)から採用。詳細は技術ライブラリー「e-POWER制御技術」をご覧ください。
将来的には、ナビゲーションで設定した走行ルートや、コネクテッド技術を活用して入手した最新の道路交通情報、路面情報を元に、エンジンによる発電タイミングなどを先読みし、さらに賢く進化します。
例えば、自宅の位置や、走行ルート上の渋滞箇所、粗い路面や下りの坂道の場所などの情報を元に、事前にエンジンによる発電タイミングなどをスケジューリングすることで、自宅の周辺や渋滞中は電気を使ってEV走行し、粗い路面や下りの坂道では充電することで、静粛性を高めながら、実用燃費も向上させます。
さらに、外部から得られる情報とドライバーの運転特性をかけ合わせて機械学習・深層学習し、日々賢くなっていきます。