第96回都市対抗野球大会西関東予選(2025年7月2日)
2回戦
日産自動車 10 - 0 甲斐府中クラブ
            2025年7月2日(水)09:00~10:53
            球場:等々力球場
            試合時間:1時間53分
        
 
    | チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 合計 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 甲斐府中 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 日産自動車 | 2 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2x | 10 | 
            【本塁打】―
            【バッテリー】【投手】砂川 羅杏、安藤 利玖
            【捕手】比嘉 久人
        
試合レポート
活動再開後の公式戦初勝利
 
    日産野球部は第96回都市対抗大会西関東予選の第1代表決定トーナメント初戦(2回戦)で甲斐府中クラブと対戦し、10対0(七回コールド)で活動再開後の公式戦初勝利を手にしました。
相手先発は90キロ台の変化球を織り交ぜる軟投派でした。初回2死二塁の好機をつくると、打席には4番・石飛選手。「最初投球を見た時に、(打球に角度をつけて飛ばそうとしたら)フライになると感じた」と強く低い打球を打つことを心がけたと言います。その言葉通りにセンター前に運び、幸先良く1点を先制。その後も宮原選手、小柴選手の連打で、2点目を奪って試合の主導権を握りました。
日産の先発マウンドを託されたのは右腕・砂川選手。前日に伊藤監督から「開幕投手」を告げられたといい、「伊藤監督の期待に応えたかった。自分が半年間やってきたことを出し切ろうと思ってマウンドに上がった」と燃えていました。
この日は直球の切れが抜群。比嘉捕手とはその直球を軸に投球を組み立てることを話し合い、全投球の約8割を直球が占めました。一方、カットボールやチェンジアップも効果的に交えて、相手打者の目線もずらしました。4回無失点で流れをつくり、2番手・安藤投手にバトンを渡しました。
 
     
    守備でも好プレーがありました。三回の守りで1死三塁のピンチを迎え、相手の1番打者はレフトにフライを上げました。これを左翼手の石毛主将が捕球し、本塁へ好返球。タッチアップしていた三塁走者を刺して、ダブルプレーでピンチを脱しました。石毛選手は「(打球が)来そうだというのはショートやセンターと話し合っていて、練習からこだわってきたプレーがあの場面で出せた」と周囲との声かけが生んだナイスプレーであったと明かしました。砂川投手も「石毛さんのプレーはチームに勢いを与えてくれた」と感謝しています。
初回に2点を先制した打線はコンスタントに得点を重ね、七回に10点目をマーク。規定によるコールド勝利をたぐり寄せました。企業チームではなく、クラブチームとの対戦だったといえど、これ以上ない完勝劇。伊藤監督は「クラブチーム、企業チーム関係なしにしっかり準備して自分たちの野球をやり抜くという意味で、本当に良く集中してくれた。最後まで引き締まった良い試合だった」とナインをたたえました。
 
		 
		 
		 
		 
		 
		 
		 
		 
		