

よりスリムで、強靭な事業構造へ
Re:Nissanの一環として、日産は固定費と変動費の両面からコスト構造を見直し、より機敏で効率的、かつ強靭な事業構造の構築に向けて取り組んでいます。
固定費の見直しにおいては、グローバルに生産体制を再編し、車両生産工場とパワートレイン工場の効率化、そして開発リソースの再配分を通じて、工場稼働率と事業の機動性を高めていきます。
一方、変動費においては、エンジニアリングの効率化、サプライチェーンの最適化、調達の効率化といった取り組みを推進することで、コスト削減を実現します。TdC※トランスフォーメーションチーフのもと、部門やリージョンを横断した専門チームによって取り組みを推進し、新型車の市場投入を遅らせることなく、業務の進め方を抜本的に見直します。
- 「TdC」というのは「Total delivered Cost」の頭文字です。クルマの開発段階からディーラーに届くまでにかかる総費用のことで、部品から生産、物流までを含みます。こうしたモノづくりにかかわるコストのすべてを一体化して管理するということが、TdC活動の基本的な考え方です。