コネクテッドカーの可能性に魅せられて
ナタリー・グー
グローバルマーケティングコミュニケーション部
コネクテッドカーサービスマーケティング シニアマネジャー(日本)
いつでもオンラインにつながっていて車内外の情報をリアルタイムでやりとりしたり、さまざまなサービスや機能を利用したりできるクルマ、それがコネクテッドカーです。毎日手元から離せないスマートフォンと同じように、コネクテッドカーには現代の最先端のテクノロジーが結集しています。クルマは今後、目的地に行くための移動手段にとどまらず、乗っているときも乗っていないときも、ドライバーの日常生活に溶け込み、ライフスタイルの一部になっていくでしょう。「モビリティを切り拓き、その先を目指す」というビジョンを掲げる日産は、より高度な運転サポートや新しい移動体験を提供するために、コネクテッドカーにも力を入れています。
未来のクルマを作り上げること、ドライバーや乗員の希望や好みにあわせ、今までにない車内体験を創造すること…これが日産のコネクテッドカーサービス部門の使命です。このチームで戦略立案とマーケティングを担当するナタリーについてご紹介しましょう。


「他のやらぬことを、やる」という挑戦への熱い思いを持ち、イノベーションの追求に情熱を注ぐ人たちが日産に集まってくる理由は何だと思いますか?
理由をひとつずつ挙げていったらキリがないかもしれません!私が最も大切だと思うことを挙げてみましょう。
• 90年以上にわたってクルマ作りをしていること:「安全性」「快適さ」「運転する楽しさ」、この3つがクルマには求められていると思います。そして、日産はこのすべての要素を満たせる技術と経験を兼ね備えています。
• 多様性があり人を尊重する文化があること:私のチームだけを見渡しても、メンバーの国籍は8カ国にもなります。私は日本語を話しませんが、それでも他のチームメンバーと緊密に連携していくことができます。日産ではあらゆる人の意見が尊重されていると感じます。
今はコネクテッドカーサービスのマーケティングを担当していますが、キャリアをスタートしたのは米国系の広告代理店でした。そこに6年間勤め、クリエイティブや顧客リサーチ、ブランディングなどの分野で非常に優秀な方々と一緒に仕事し、さまざまなことを学びました。この最初の仕事をきっかけに、マーケティングが私のDNAになったんです。
数年前に日産の担当者になり、CASEの可能性を研究している最先端の方々と一緒に働くチャンスが飛び込んできました。CASEというのは、Connectivity:つながるクルマ、Autonomous Driving:自動運転、Shared Mobility:モビリティのシェア、Electrification:電動化の4つの言葉の頭文字をとったものです。
日産の担当者として、スタートアップ、テクノロジー企業、業界の専門家などと、このCASEというトピックを追求していくのは、衝撃的というか、目の前が開けるような経験でした。それで、「つながる」ことに関する仕事をしたいと思うようになり、そこから新しいキャリアが開けました。



欧州で働いていた時も、日本で働いている今も、仕事への取り組み方に変わりありません。チーム全体でうまく動けるようにするためにはコミュニケーションが欠かせません。使う言葉や表現方法、コミュニケーションのやり方を変えていくと、それぞれの現地の文化にうまく溶け込んでいけます。常に学び続ける姿勢が求められるわけですが、そうやって学んでいくと、大きな収穫を得られます。異なるバックグラウンドを持っているチームメンバーからこれまでさまざまなことを教えてもらいました。
クルマの売り方が今までとは変わってくるでしょう。今のやり方のままでは、競争が激しくなる中で、お客さまに十分な価値をお届けしきれなくなる可能性があります。長期にわたってクルマを保有していただけるように、お客さまと息の長い関係を構築し、その関係を売上につなげていくこと、これが今後の自動車メーカーに必要になると思います。つまり、有意義で価値が高いと感じる関係を作り上げていくことです。これがお客さまにとっても私たちにとってもウィン・ウィンの関係になるのです。
