AIドライブ技術
AIドライブ技術が、複雑な市街地を含むドアツードアの自動運転を実現します
日産は、高速道路向けの高度運転支援技術プロパイロット、プロパイロット 2.0を世界に先駆けて実用化し、幅広い車種に展開してきました。AIドライブ技術は、その中で培ってきた車両制御技術と最先端のAI、End-to-End AIを融合した次世代の運転支援技術で、複雑な市街地を含むドアツードアの自動運転を実現するとともに、熟練ドライバーのように周囲と調和した、安全で信頼性の高い運転を可能にします。
技術の働き
今までの運転支援は、ルールベースの自動運転技術により高速道路での運転支援を実現してきました。ルールベース自動運転は定められたルールに従い認識、予測、計画、車両制御を行い、AIは認識部分にのみ用いられていました。
AIドライブ技術では、大量のデータから効率的かつ迅速に学習するEnd-to-End AIが、車両に搭載された各種センサーによる全方向(360°)におけるクルマの周辺状況を把握し、次に起こることや自身の行動が及ぼす影響を予測します。AIはすべての運転判断を行います。
これにより、高速道路はもちろん、一般道や複雑な交差点、合流や割り込みなど、これまで自動化が難しかったシーンへも適用領域を広げます。
技術の仕組み
1. End-to-End AI
ルールベースの自動運転技術では、周囲の認識、予測、計画、車両制御というプロセス内において、認識の部分でAIを活用していました。End-to-End AIは、すべての情報を包括的に把握、そして次に起こることや自身の行動が及ぼす影響を予測し、運転判断を行うことができるAIです。
ルールベースの中で使用していたAIのパラメーター数が数百万規模に対し、End-to-End AIは数十億規模のパラメーターから運転判断を行います。
2. クルマの周囲を全方向で把握するセンサー
AIの的確な判断は、車両周辺を360°把握するセンシングがあって初めて成立します。次世代プロパイロットの開発試作車では、11個のカメラ、5個のレーダーセンサー、1個のLiDARセンサーを搭載。それぞれセンサーの情報を組み合わせるセンサフュージョンにより、クルマの周囲を全方向で把握します。
3. 熟練ドライバーのように、周囲と調和した安全で信頼性の高い運転
日産は、乗る人の安心感を科学的に分析し、誰もが安心できる乗り心地を研究してきました。そこから得られた知見を活かし、人が不快に感じる領域の揺れを抑制するようにクルマを制御します。日産の電動化技術と、精密で正確な車両制御を行う運転支援技術にEnd-to-End AIを融合することで、まるで熟練ドライバーが運転しているかのような、安全で信頼性が高く、乗員が安心して乗れる運転を可能にします。

