2026年新加入3選手インタビュー

2026年新加入3選手インタビュー2026年新加入3選手インタビュー

復活2年目を迎えた日産野球部に、新たな力が加わりました。投手2人と捕手1人。それぞれが悔しさや葛藤を乗り越え、自らの力で道を切り拓いてきた3人です。若き力が覚悟を胸に、都市対抗出場という目標へ向かって今季の戦いに挑みます。

白根 羽琉

白根 羽琉

投手 / 背番号15

僕は、気持ちを前面に出して投げるタイプで、アウトを取ったときは自然と声が出ますし、これからも吠えながら投げると思います。球種で言えばフォークボールが一番の武器です。三振を取る場面はぜひ注目してください。ただ、それ以上に、気持ちを込めて投げているところを感じてもらえたらうれしいです。

野球を始めたきっかけは、父に勧められたことでした。本当はサッカーをやりたかったのですが、続けていくうちに野球の面白さに惹かれていきました。高校に入ってから身長が20センチほど伸びたこともあり、ショートから投手へ転向。最後の夏は県の決勝で敗れましたが、途中から始めたピッチャーでそこまで勝ち上がれたという達成感があり、もっと上のレベルで野球を続けたいという思いが強くなりました。

大学時代、監督から「軽トラックを全開で走らせて100キロを出している投手だ。軽く踏んでも100キロが出る高級車になれ」と言われたことがあります。正直ショックでしたが、自分の投球を見直す大きなきっかけになりました。体の使い方を意識し、少ない力で出力を出すという考え方で取り組んできたことが、大学後半のシーズンにつながったと思っています。

社会人野球は1試合の重みが学生時代とはまったく違います。都市対抗予選では、従業員の方々の応援に圧倒されましたし、全力疾走を繰り返す先輩たちの姿にも心を打たれました。一つ一つのプレーに真摯に向き合う姿を目の当たりにして、日産で野球をやりたいという気持ちが一層強くなりました。伊藤監督に「日産という名門チームで野球ができてうれしい」と伝えた際、「今は名門と言える実力はない。一緒に名門と言われるようになろう」と言われたことが、今も胸に残っています。

白根 羽琉

今シーズンは、先発として大事な試合を任せてもらえる投手になることが目標です。小さい頃から憧れていたのは、ソフトバンクホークスで活躍した斉藤和巳投手、そしてメジャーリーグでも実力を示した田中将大投手。彼らのような「負けない投手」を目指したいと思っています。社会人で野球を続けられることは、決して当たり前ではありません。感謝の気持ちを忘れず、応援してくれる人の気持ちを熱くできるよう、全力で投げ続けていきます。

堀川 怜央

堀川 怜央

投手 / 背番号21

僕は札幌で生まれ育ちました。父が社会人野球の選手だったこともあり、小さい頃から自然とキャッチボールをしていました。ただ、父から「野球をやれ」と言われたことは一度もなく、自分から「野球団の体験に行きたい」と言ったことを、今でもよく覚えています。

高校時代で一番悔しかったのは、高校3年の春です。同級生とエースナンバーを争う中て、冬を越えて調子も良く、自分の中では「いける」と感じていました。それでも、結果的にエース番号はもらえませんでした。納得できない気持ちはありましたが、相手が努力していることも分かっていましたし、ふさわしくないとは思えなかった。ただ、そのときは本当に悔しくて、3年間で唯一、涙を流しました。野球選手としてだけでなく、人間としても成長できた3年間だったと思っています。

大学では主にリリーフとして投げることが多くなりました。初回から肩をつくり、ピンチになったらすぐに登板する。その役割を4年間続けてきたことで、タフさはかなり身についたと思います。大学4年の全日本大学野球選手権では、満員の神宮球場で登板しましたが、緊張よりも楽しさの方が勝っていました。マウンドに向かうときの感覚や、バッターとの対戦⎻⎻⎻⎻そのすべてが、今でもはっきりと頭に残っています。

日産野球部は、社会人野球部としてあるべき姿を備えながら、練習時の雰囲気には学生野球のような溌剌さがあります。チームから必要とされる場面で、自分の力を出すことが何よりも大切だと思っています。ストレートの質には自信がありますし、これからは新しい球種にも挑戦していきたい。オフは好きなアニメを観たり、散歩をしたりしながらリフレッシュしています。

堀川 怜央

個人としては、防御率1点台が目標です。信頼される投手となり、チームの大切な戦力として投げ続けること。その先に、都市対抗や日本選手権で戦う舞台があると思っています。満員のスタジアムで三振を取りたいと今からワクワクしています。日産は従業員の方々はもちろん、野球部OBにも熱い方が多いチームです。皆さんを東京ドームや京セラドームに連れて行けるよう、全力で頑張ります。

笠井 陽介

笠井 陽介

捕手 / 背番号20

小学生の途中まではショートを守っていましたが、小学4年生のときにチームに捕手がいなかったことをきっかけに、マスクをかぶるようになりました。簡単なポジションではありませんでしたが、続けていくうちにこの役割が自分の軸になっていきました。

高校時代で特に印象に残っているのは、3年生の大会です。甲子園常連校でしたが、自分たちは準決勝で敗れました。キャッチャーという立場もあって、ピッチャーが打たれたときの悔しさは今でも強く残っています。

関東学院大学では、厳しい競争の中ですぐに結果が出たわけではありません。試合に出られない時期が続く中で、自分をどうアピールするかを考え続けてきました。自分の強みは肩だと思っています。二塁送球や盗塁阻止で差別化しようと決め、打撃ではパンチ力を意識してきました。4年生になってからは配球への向き合い方が変わり、リード面でも手応えを感じるようになりました。

大学時代で忘れられないのは、負けたら終わりのプレーオフ形式の試合です。ピンチになるほど配球が冴えていく感覚があり、打撃でも同点打を打てた場面は今でも鮮明に覚えています。この試合を通して、プレッシャーのかかる場面を楽しめるタイプだと実感しました。

一般就職を考えた時期もありましたが、社会人で野球を続けたいという思いが強くなり、日産の練習に参加する機会をいただきました。実際に参加してみて、社会人野球としての厳しさがはっきりとあるチームだと感じました。

笠井 陽介

大学の寮が歩いて行ける距離にあるので、今でもたまに遊びに行くこともあります。

日産を背負って戦うことにはプレッシャーを感じますが、それ以上に誇りを持っています。応援があってこその野球部なので、結果で応えたい。キャッチャーとしてこだわっているのは、ピンチのときほどピッチャーの得意なボールを中心に配球することです。後悔しないボールで勝負してほしいと思っています。それに2塁への送球には自信があるので注目してください。1日でも早く日産の一員として信頼されるキャッチャーになり、都市対抗、そして日本選手権の舞台で結果を出したいと思っています。