Interview

UX/UI Designer

黄 聖實Hwang Sung-sil

UX/UIデザイン部
フロントエンドエンジニア

2017 年中途入社
マルチメディアデザイン学部

インタラクティブ・モーションのデザインとは
どのような業務なのでしょうか。

領域としてはGUIに含まれますが、目に見えないもの、つまりディスプレイなどのデバイスの「さわり心地の良さ」という感覚的な部分のデザインを担当しています。スマートフォンを例に取ると、メーカーやOSによってタッチやスクロールの感覚が違い、それがブランドを選ぶ理由になることもあります。同じことがクルマにも言え、デジタル・デバイスにおける日産らしい「さわり心地」を実現することが私のミッションです。
「さわり心地」とは言っても、手でドアを閉める際の感覚などとは違って、デジタル上のインタラクティブ・モーションにはフィジカルな属性が存在しません。そのため、デザインにおいてはユーザーの目的や操作性を考慮することが特に重要になります。また、ブランドごとのコンセプトに沿ったモーションの調整も行っています。

インタラクティブ・モーションの重要性と
やりがいについて教えてください。

インタラクティブ・モーションはクルマのデザインの中でも比較的新しい領域です。自動車業界は、現時点ではまだフィジカルなデザインのプロセスに慣れ親しんでおり、デジタルのデザインは十分に理解されているとは言えません。その点、日産には私のような専任のデザイナーがおり、モーションの「さわり心地」をデザインする部署があります。これだけインタラクティブのデザインに注力しているのは、ブランドの価値を伝えるUI・UXの重要性を理解している日産の特徴と言えます。
また、インテリア、エクステリア、カラー、GUIなど、他のデザイナーと協力する点も日産らしい仕事の進め方です。以前、私がコンセプトカーのGUIのリードデザイナーを担当した際には、画面を操作しながらイルミネーションの色が変わっていくモーションを他のデザイナーと協業して実装しました。様々な人と連携しながら、インタラクティブ・モーションの理解が徐々に広まっていくのもやりがいのひとつです。

VISION

一般的に新型車種の開発には5年程度の時間がかかります。一方でスマートフォンのOSは数ヶ月単位で変わり、トレンドやユーザーのニーズも頻繁に変わっていきます。これからのクルマづくりにおいては、デジタル時代にフィットした新しいプロセスやライフサイクルの改善が必要です。今後、私のようなインタラティブのデザイナーを増やし、日産ブランドの価値を新しい側面から伝えていきたいと考えています。

  • Interior Designer

    花岡 大輔Daisuke Hanaoka

    2011年新卒入社
    芸術工学府 芸術工学専攻

  • Interior Designer

    城 裕貴Yuki Tachi

    2018年新卒入社
    工芸工業デザイン学科
    インダストリアルデザイン専攻

  • Exterior Designer

    杉松 献理Kensuke Sugimatsu

    2014年新卒入社
    工学研究科 デザイン科学専攻

  • UX/UI Designer

    黄 聖實Hwang Sung-sil

    2017年中途入社
    マルチメディアデザイン学部

  • Color Designer

    満月 夕姫Yuki Mangetsu

    2009年新卒入社
    工芸工業デザイン学科
    テキスタイル専攻

  • Color Designer

    近藤 碧Aoi Kondo

    2018年新卒入社
    工芸工業デザイン学科
    インダストリアルデザイン専攻

  • CG Designer

    小野田 奈央Nao Onoda

    2014年新卒入社
    美術学部 彫刻学科

  • Modeler

    前 幸宏Yukihiro Mae

    2004年新卒入社
    カーデザイン専攻