Interview

Exterior Designer

杉松 献理Kensuke Sugimatsu

グローバルデザイン本部
第一プロダクトデザイン部
エクステリアデザイナー

2014年新卒入社
工学研究科 デザイン科学専攻

自動車のエクステリアデザインは
工業デザインの中でも特殊な分野だそうですね。

自動車のエスクテリアデザイン開発は、他の工業分野では考えられないほど純粋に「魅力的な形」を探求することができる仕事です。利便性や安全性などのスペックも当然重要ですが、特に見た目の印象による購買意欲への影響が極めて大きい、珍しいプロダクトだと言えます。エクステリアデザイナーは、お客様の琴線に触れる魅力的なクルマを生み出すというミッションに挑んでいますが、言語化できない美しさが存在することも確かで、論理的なアプローチだけでは新鮮な印象を生み出すことはできません。そこで重要なことは、1本の線の美しさを追求し、自らの表現の幅を広げること。私は学生時代から道路を走るクルマの観察を常に意識したり、SNSを利用して世界中の人が描くスケッチやアートワークを眺めるなど、四六時中インプットを続けています。
クルマの絵を描くのが好きな人にとっては、これほど目を輝かせながら働ける仕事も無いと思います。

社内プレゼンの際には、デザイナーが
動画を作ることもあると伺いました。

はい、モーターショーでのお披露目もそうですが、昔からカーデザイナーは発表の瞬間のサプライズを大切にしています。社内プレゼンの際には商品の世界観を表現したビジュアルを制作することが多いのですが、3Dデータが簡単に作れるようになった今は動画の制作を行うことも増えています。エクステリア、インテリア、カラーのデザイナー同士で意見を出し合いながらムービーチームと動画を作り上げていくのですが、それぞれの観点やアイディアに刺激を受けることも多く、エクステリアのデザインにも良い影響を受けていると思います。
今後も線でクルマを描くというデザインの根幹は変わらないと思いますが、3Dや動画のスキルも必要になるなど、カーデザイナーの働き方は着実に変わってきています。若手社員が自由に議論しながら型にはまらない提案ができるのは日産の社風でもあり、これからも新しい手法が生まれていくと思います。

VISION

入社8年目になり、学生時代から憧れだったインフィニティのエクステリアデザインに配属になりました。インフィニティはピュアな美しさを追求したブランドで、価格帯ゆえにデザイン面で探求できることも多く、エクステリアデザイナーとしての新たなやりがいを感じています。1本1本の線の美しさにこだわりながら、新時代のインフィニティの象徴になるようなエクステリアデザインを生み出したいです。

  • Interior Designer

    花岡 大輔Daisuke Hanaoka

    2011年新卒入社
    芸術工学府 芸術工学専攻

  • Interior Designer

    城 裕貴Yuki Tachi

    2018年新卒入社
    工芸工業デザイン学科
    インダストリアルデザイン専攻

  • Exterior Designer

    杉松 献理Kensuke Sugimatsu

    2014年新卒入社
    工学研究科 デザイン科学専攻

  • UX/UI Designer

    黄 聖實Hwang Sung-sil

    2017年中途入社
    マルチメディアデザイン学部

  • Color Designer

    満月 夕姫Yuki Mangetsu

    2009年新卒入社
    工芸工業デザイン学科
    テキスタイル専攻

  • Color Designer

    近藤 碧Aoi Kondo

    2018年新卒入社
    工芸工業デザイン学科
    インダストリアルデザイン専攻

  • CG Designer

    小野田 奈央Nao Onoda

    2014年新卒入社
    美術学部 彫刻学科

  • Modeler

    前 幸宏Yukihiro Mae

    2004年新卒入社
    カーデザイン専攻