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三原 聡一郎(みはら そういちろう)
三原 聡一郎(みはら そういちろう)

1980年東京都生まれ、京都府在住。情報科学芸術大学院大学 [IAMAS]修了(2006年)。音、泡、放射線、虹、微生物、苔、気流、電子など多様な素材をモチーフに、自然現象とメディアテクノロジーを融合させた実践を行う。
近年の主な展覧会に、「はかなさへの果敢さ」(国際芸術センター青森[ACAC]、2019)、「青森EARTH2019:いのち耕す場所 -農業がひらくアートの未来」(青森県立美術館)、「恵比寿映像祭2020」、「空白より感得する」(瑞雲庵、京都、2018)「対馬アートファンタジア2018」、「New Japan Observer Effect」(ソリャンカ市立ギャラリー、モスクワ、2017年)、「オープン・スペース 2017 未来の再創造」(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]、東京、2017年)、「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」、「メディアシティ・ソウル 2016」、「科学と芸術の素」(アルス・エレクトロニカ・センター、リンツ、2015–16年)、個展「空白に満ちた場所」(クンストラウム・クロイツベルク/ベタニエン、ベルリン、2013年/京都芸術センター、2016年)、「札幌国際芸術祭2014」、「サウンドアートー芸術の方法としての音」(ZKM、カールスルーエ、2012年)など多数。主にアルス・エレクトロニカ、文化庁メディア芸術祭などで受賞。2013年より北極圏から熱帯雨林、軍事境界から labラボまで、芸術の中心から極限環境に至るまで、計8カ国11箇所で滞在制作を行う。触覚領域の研究者との共著として『触楽入門』(朝日出版社、2016年)。また近年では、音響彫刻やメディアアート作品の保存修復にも携わっている。

ファイナリスト選出に寄せて

環境へ向けたメディアテクノロジーを設計、実装し、機能する芸術の実践を15年ほど続けてきました。自然世界と人工物のきまぐれな関係は、太陽や生態系の様な地球尺度の拡がりから、微生物から電子に至るまでのミクロな世界まで生々しく実感させてくれます。しかし時に現象が繊細すぎたり、何も発生せずという状態も含め、全て受け入れなくてはならない不測の芸術でもあります。ファイナリスト選出に非常に驚きましたが、大変嬉しく思っております。幸運にもつくる機会を頂けた新作=ある一つの環境世界の愉しみ方を皆さんと共有出来れば幸いです。

開幕を目前に控えて

今回の作品システムは温湿度を扱うのでとても敏感になっています。朝夕の時間や空模様、空調、建物の構造や素材の差が作品に影響を与え続けています。これまで自然要素をなんとか捉え、制御している感覚がありましたが、今回はある時点で変化を肯定的に受け入れた制作にシフトしました。作品制作についての新しい基準を獲得しているような気がしています。

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E-mail:artaward@mail.nissan.co.jp

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