Strategic domain 戦略領域

モノづくりの
Green&Smart化

製造業を牽引してきた自動車産業の生産現場は大きな転換期を迎えています。そのひとつが、少子高齢化への対応です。例えば年齢を重ねても働けるように、IoTやAIなどを活用することで自動化・デジタル化を推進しています。
また、多様化するお客さまのニーズへの対応として3Dプリンターや、金型を使わずにボディパネルなどを成形するダイレス成形などを活用することで、多品種少量生産の低コスト化を目指しています。加えて、パンデミックや自然災害などが発生した際に、生産現場にもレジリエンスが求められます。

モノづくりには大きく設計、材料、生産プロセスという3つの要素がありますが、材料においては軽量化の重要度が増しており、生産においても「くっつける、積み上げる」という工程が注目されています。軽量化を進めていくと材料を複合的に組み合わせることになり、異なる種類の材料を接合する技術が必要になります。また、3Dプリンターも粉を積み上げる技術がベースになっています。こうした新しい生産技術の研究において、日産総合研究所では材料や、生産プロセスの研究にしっかりと取り組める人財育成を行っています。磨かれた新しい技術は時代の変化に応じて新たな役割を担います。

更に、検討内容の具現化を担う試作部門があり、研究のサイクルを短期間に回すことができるのが日産総合研究所の強みです。
モノづくりは人、クルマ、そして社会を支える土台となります。
日産はデジタル技術を駆使した、新しい生産プロセスにより、人にも社会にも優しい未来のモノづくりを実現します。

Keywords:

  • 材料工学
  • 機械工学
  • 生産工学・加工学
  • ロボット工学
  • 金属材料
  • 機能材料工学
  • メカトロニクス
  • 複合材料工学
  • トライポロジー
  • 人口知能(AI)
  • 人間工学

先端材料・プロセス研究所 南部 俊和

いまの時代、技術で未来をつくることが可能だと思っています。特にクルマづくりは社会を変える第1歩になることも可能です。そのためには地道な研究に取り組むことも大切で、日産総合研究所では学会などでの論文発表なども奨励しているので、研究者としての足跡を刻むことも可能。異業種とのコラボレーションも積極的に行っているので、グローバルなネットワークを構築することもできます。