新型コロナウイルス感染拡大の防止に向けて、私たち総合研究所ができることは何かを考え、
日産自動車各部門とも連携して取り組んでいます。
総合研究所の実験・試作を担当する若手技術者チームは、「新型コロナウイルスの危機を乗り越えるために、自分たちの技術を役立てたい」という思いで立ち上がり、飛沫感染防止のための車内隔壁を開発、製作しました。そして、ハイヤー・タクシー会社のご協力を得て、開発した隔壁をタクシーの「セレナ」に装着、2020年7月に運行が開始されました。
この感染防止隔壁は、お客さまからのご要望を取り入れながら、“よりおもてなし感のある、かつリーズナブルな隔壁にしたい” という気持ちで開発・製作に取り組んだものです。隔壁のビニールシートには料金授受口も装備、妊婦の方など、利用されたお客さまが安心できるよう配慮したことで評価を頂いております。
総合研究所の追浜事業所は、工場、生産技術、研究機能が1カ所に集まり、設計・開発から生産まで一気通貫できる体制をもつ特徴があります。今回も、研究部門のほか、開発、生産、営業部門と連携して進め、また、総合研究所のものづくり最先端技術も生かされたことで、短期間でのハイヤー・タクシー仕様完成に繋がりました。
今回開発した隔壁は、その後、ハイヤー・タクシー用のほかに医療関係で支援する車両にも活用されております。
詳しくは、YouTube 「コロナ禍でも走れ!日産の #はたらくクルマ」からご覧頂けます。
私たち総合研究所は、新型コロナウイルス感染拡大の終息を願い、これからもお客様が何を求めているか、どんなお役に立てられるかを考え、取り組んでまいります。