大賞の佐藤さん、千葉さんほか入賞者20名が受賞 |
主催者インタビュー 小松 聡子 さん |
|
<プロフィール> |
スタート以来の支援が、優れた作品を生み出す土壌に |
|
|
Q: | グランプリの準備や運営について、どんなお仕事なのかご説明いただけますか。 |
A: | 毎年10月半ばが応募作の締め切りなので、この時点でまずは予備審査を行います。審査員の先生方や当館の研究員といっしょに、何千通も寄せられた応募作のなかから、本審査に残す作品を選びます。これは大変な作業で、それぞれが3泊4日、ホテルの一室にこもって一心不乱に作品を読み続けます。 |
Q: | このグランプリの特徴はどんなことですか? |
A: | 応募者にとっては「大賞作品を出版する」という点が大きな魅力になっているようです。これをきっかけにプロの作家となる方も多いので、「プロ作家への登竜門」的な位置づけにもなっているのでしょうか。 |
Q: | 協賛者として、日産自動車はどのような存在ですか? |
A: | 1984年のスタート以来、ずっと全面的にバックアップしていただいています。この22年の間には、企業としてさまざまな時期を乗り越えてこられたと思うのですが、変わらず援助いただいたことを本当に嬉しく思っております。 |
Q: | グランプリがスタートしてから現在まで、応募作について変化はありましたか? |
A: | 童話というものは社会の動きをよく反映しますから、作品の傾向は常に変化しています。ただ、一つだけ変わらないのが、応募者の「書きたい、表現したい」という気持ちです。何千通もの応募作品にはそれぞれ、応募した方の熱い思いが込められています。たとえ入賞しなかったとしても、きっと、作品を書くことで何かを得てくださっているはずです。自分の内面にあるものを、作品として表現したことに大きな意味があるのです。 |
Q: | 「ニッサン童話と絵本のグランプリ」ご担当として、一番大切にしていることは? |
A: | しっかりと審査を行うことです。応募作に込められた思いを受け止めながら、かつ、公平に、優れたものを審査することが重要です。今回入賞できなかったとしても、「また応募したい」と思ってもらえるような審査を心がけています。 |
Page1:「第22回ニッサン童話と絵本のグランプリ」表彰式開催 |
Page2:INTERVIEW 童話の部 佐藤 まどか さん |
Page3:INTERVIEW 絵本の部 千葉 三奈子さん |
Page4:INTERVIEW 主催者 小松 聡子 さん |