第36回 日産 童話と絵本のグランプリ大賞受賞者インタビュー

大賞受賞者インタビュー<童話の部>  山本 泉 さん


66歳 パート 岐阜県岐阜市

【受賞のことば】
電話で連絡を受けた時に、大賞という言葉がピンとこず、「えーっと、大賞というのは絵本にしていただける、あの大賞ですか?」とお聞きしてしまいました。夢に見た賞でした。これからも、創作の時間を大切に書き続けていけます。本当にありがとうございました。

Q:影響を受けた作品は?
A:『ひさの星』(作:斎藤 隆介/絵:岩崎 ちひろ)
Q:好きな作家は?
A:田辺聖子さん・佐野洋子さんです。お二人とも、おかしみとかなしみがさりげなく表現されていてあこがれます。
Q:童話を創るようになったきっかけを教えてください
A:小学5年生のとき、くじ引きに負けて放送劇の脚本を2〜3人で書いたのが最初です。『ひょっこりひょうたん雲』というタイトルでした。
Q:童話を創作するうえで気をつけていることはなんですか?
A:書きたいことが伝わるように、ということに気をつけています。
Q:「日産童話と絵本のグランプリ」に応募されたきっかけを教えてください
A:図書館のポスターを見て応募しました。
Q:何度目の応募ですか?
A:10回以上、応募しています。
Q:今回の作品は、どういったところから着想されましたか?
A:子どもの頃、祖母から教わった生活のミニ知識のようなものを、最近よく思い出すことからです。しゃっくりの止め方とか、探し物を見つける方法とか…
Q:今回の作品は、いつごろから制作を始められたのですか?
A:2019年夏ごろからです。
Q:今回の作品を通して子どもたちに伝えたいことは何ですか?
A:困っている子がいたら声をかけてあげて下さい。きっといいことが待ってますよ。
Q:特にお気に入りの場面はどこですか?
A:岸田さんの机の上を消しゴムでトントンとたたくところと、「きゅうりはなに色?」ときくところです。友だちのために主人公のぼくがなんとかしようと奮闘する様子がかわいいです。
Q:今回の作品で苦労された部分はどこですか?
A:話の流れ(特に会話)がひとりよがりになっていないか、気をつけました。
Q:普段の生活のなかで創作のために心掛けていることはありますか?
A:元気でいることです。
Q:今後、どういった作品を作っていきたいですか?
A:教室のはしっこにいる子や声の小さな子に届く、心に寄り添えるお話を書きたいと思っています。

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