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ヒートポンプシステム(省電力暖房システム)

車両搭載技術

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世界初! EVならではの省電力暖房です
電力使用を伴うEVの暖房に、従来よりも省電力なヒートポンプ方式の暖房を採用。暖房使用時の電費を大きく改善します。量産車の暖房にヒートポンプシステムを採用したのは、日産リーフが世界初となります。

技術の働き
ガソリン車は、エンジン廃熱を再利用した温風で暖房機能をまかなっていましたが、再利用する熱源を持たないEVでは、暖房に電力使用を伴います。電気ヒーターを用いた従来型のエアコンでは、暖房の使用がそのまま電力消費につながるため、実質的な航続距離が大幅に減少していました。冷媒と外気の温度差を利用して室内を暖めるヒートポンプシステムは、使用電力以上の暖房効果を得られることから、従来よりも少ない電力で車内を暖めることが可能です。

技術の仕組み
暖房使用時には、室外コンデンサで吸熱した大気の熱(1)を高温の熱に圧縮(2)。車内の冷風を高熱に当て温度を上げ(3)、エアコン吹出し口から温風を車内に送ります(4)。熱は減圧し低温の熱にした後、車外に放出します(5)。夏場は、車室内から吸熱した熱を室外コンデンサで放熱することで冷暖房機能をもたらします。1つの冷媒回路で冷房と暖房両方の用途に使えるヒートポンプは、従来の暖房システムに比べ、ポンプの電力消費のみで外気の熱を室内に移動させられるのが特徴です。低消費電力を実現する熱交換器のレイアウトの最適化や、設定温度に応じて冷房/暖房運転とコンプレッサ回転数を最適に調整する冷房/暖房切り替え時の温度制御といった工夫によって、より効率的なエアコン運転を行っています。

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