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次世代燃料電池スタック

将来技術

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走行時のCO2排出量をゼロにするFCEV(燃料電池車)と走る未来へ。

出力数千kW 級の発電プラントから、一般住宅向けの出力数百Wの電源まで、社会の様々な場所で実証実験や導入が進められている燃料電池。水素と酸素から電気を生み出すクリーンなエネルギーとして、大きな期待が寄せられています。日産は、早くから燃料電池を動力源とするFCEV(Fuel Cell Electric Vehicle)の実用化を進め、2005 年には「X-TRAIL FCV」でガソリン車並みの走行距離および加速性能を実現。電気自動車のリチウムイオンバッテリーや強電システム、ハイブリッド車の制御技術、圧縮天然ガス車の高圧ガス貯蔵技術などのテクノロジーを活かし、環境性能・省エネルギー性能にいっそう磨きをかけた革新的な次世代型FCEV のいち早い実用化に向けて、開発を進めています。

日産独自の「次世代型燃料電池スタック」が、FCEVにイノベーションをもたらす。

FCEVの開発にあたって鍵となるのが、加速性能や航続距離などのパフォーマンスに直結する「燃料電池スタック」の小型化と高出力化、そして普及のための低コスト化です。日産は電気化学反応により電気を生み出す「セル」の集合体である「燃料電池スタック」の次世代型を自社開発。MEA(Membrane Electrode Assembly: 膜電極接合体)とセパレータの改良により、発電性能を高め、2005 年モデルに対して2.5 倍の出力密度を達成しました。さらに、スタックの構造と製法をシンプルにすることで2005 年モデルに対して白金使用量を1/4、部品種類を1/4、スタックコストを1/6 に低減。いっそうの低コスト化を可能にしています。日産リーフで実用化されているEVの技術と合わせ、より実用に即したFCEVの開発が視野に。クリーンなクルマが走り出す未来はすぐそこです。
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次世代燃料電池スタック

燃料電池スタックとは、水素と空気中の酸素を反応させて電気を発生させるFCEV の心臓部。スタックの出力密度が向上すれば、いっそうの高出力化・小型化・低コスト化が可能となります。
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高出力化のキー技術

MEA 材料とセパレータ流路の改良により、発電に必要な物質(水素・酸素)や、発電で生成した物質(水・電子)の移動を促進。燃料電池スタックの高出力化を実現しました。
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小型化のキー技術

MEAへのフレーム一体成形により、燃料電池セルを安定的に一列積層し、燃料電池スタックの小型化を実現しました。
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NISSAN TECHNOLOGY MAGAZINE