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e-Bio Fuel-Cell

将来技術

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  • 環境技術

バイオエタノールから発電した電気で走行する、新しい燃料電池システム

「e-Bio Fuel-Cell」は、バイオエタノール(100%エタノール または エタノール混合水)を燃料とし、固体酸化物形燃料電池(SOFC)によって発電した電力をバッテリーへ蓄え、モーターで走行する、新しい燃料電池システムです。

バイオエタノールはさとうきびやとうもろこしなどを原料にしており、原料となる植物の成長過程でCO2を吸収するため、クルマでの発電時に排出されるCO2が相殺されることにより、大気中のCO2の増加をゼロにする「カーボン・ニュートラル・サイクル」に近づくことが可能になります。

バイオエタノールが広く流通している国々(例: ブラジル、タイなど)では、既存インフラを活用することができ、インフラの制約が少ない「e-Bio Fuel-Cell」は大きな将来性を秘めています。

各国のエネルギー供給インフラの状況に応じて、様々な燃料から電気エネルギーを取り出すことができるシステムを採用することにより、より多くのお客さまに、モーター駆動ならではの静粛性や、リニアな発進・加速など、走りの楽しさを提供します。

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技術の働き

燃料タンクに補給されたバイオエタノールから改質器で水素を生成し、SOFCスタックで水素と空気中の酸素を反応させて発電します。その電力を車載バッテリーへ蓄え、モーターで走行します。
また、発電時に発生する熱は、水素の生成に再利用されます。

SOFCは発電効率が高く、ガソリン車並の長い航続距離を実現することができます。

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技術の仕組み

SOFCは酸素イオンが電解質内を動くことによって発電するため、酸素と反応する燃料であれば発電することができ、純度の低い水素でも発電して、コンパクトな車載システム設計が可能となります。また、エタノールの他にも天然ガスなど、多様な燃料を使用することができます。
さらに、SOFCは高温で作動するので、希少金属などの高活性な触媒を必要としません。

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