日産技報 No.89 (2023)
20/103

新型エクストレイル用e-POWERシステム開発にて、以下の技術開発を行った。静粛性)VC-ターボエンジンの特性を活かし、発電時のエンジン回転数を下げつつ、エンジン作動頻度やタイミングを最適に制御加速性能)高トルク・高出力を発生する新開発モータの採用と、それを活かすクイックなレスポンスと高Gが持続する駆動制御加速感)ドライバーの加速要求と車速に応じたエンジンサウンドを作り出すエンジン回転数制御燃費、排気性能)エンジン作動頻度の最適化と、エンジン最良燃費点での発電制御これらにより、Cセグメント SUVトップクラスの静粛性、動力・運転性、燃費、排気性能を実現した。(1) Akihiro Shibuya, Naoki Nakada, Makoto Kimura:Development of a Brand New Hybrid Powertrain for Compact Car Market (2016) (2) 渋谷 彰弘 ほか:電気駆動の魅力の拡散 日産技報 No.87 (2021) (3) 仲 田 直樹:システムの特徴と今後の発展 日産技報 No.87 (2021)特集1:「タフギア」×「上質」 新型エクストレイル - 2. 「VCターボ」×「e-POWER」システム15参 考 文 献6. まとめ

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る