図12 ヘッドアップディスプレイ図10 コックピット図13 ラゲッジ、100V AC電源図11 新シート素材 「TailorFit™」新型エクストレイルのインテリアは、タフさと上質な心地よさを兼ね備えたデザインを目指した(図10)。コンソール部分を宙に浮かせたブリッジ構造のセンターコンソールにはラージサイズのカップホルダーを用意し、コンソール下にはティッシュボックスやひざ掛けなどが収納でき、アームレストも兼ねるコンソールリッドは後席からも収納物が取り出しやすい観音開きを採用している。また、新開発したシート素材「TailorFit™(テーラーフィット)」(図11)は、表面に施された紋間隔を指紋に近づけることでなめらかさを向上し、トップコートに粒子を追加することで安定した摩擦力でしっとりした肌触りを実現、ソフトレザー並みの高触感を達成している。メーターには2種類の表示モードを選択できる12.3インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイを採用、さらに10.8インチの大型ヘッドアップディスプレイを搭載し、わかりやすく、運転中、視線移動の小さな情報表示を行う(図12)。センターディスプレイに採用されている12.3インチのNissanConnectナビゲーションシステムは、自然な言葉で操作できるボイスアシスタントやAmazon Alexaを搭載することで、多彩なサービスを提供しつつ、安全で利便性の高いHMIを実現している。特集1:「タフギア」×「上質」 新型エクストレイル - 1. 進化した本格SUV 新型エクストレイル e-4ORCE8ラゲッジスペースは、荷室の幅、開口幅を広げることで、荷物の積み下ろしが容易となり、クラストップレベルの広さを実現している。また、アウトドアや災害時等の非常用電源として使用いただける100V AC電源(1500W)を装備している(図13)。新型エクストレイルは、革新的なパワートレイン、車両技術により、力強く、滑らかで、EV並みの静粛性を実現し、これまでの常識を超えるミドルクラスSUVとなった。またe-4ORCEにより、市街地やワインディングは意のままに快適に、また雪道やオフロードなど悪路さえ悠々と、安心して走破する、卓越した走行性能を実現している。なお、この章で触れたいくつかの技術革新の詳細について、以下の章で取り上げているのでご参照いただきたい。ぜひ「タフギア」×「上質」を両立した新型エクストレイルに乗って、体感いただき、開発者の想いやこだわりを感じていただければ幸いである。6. 先進的で上質な室内空間7. まとめ
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