2011年11月7日

NISSAN GT-R 2012年モデルを発売

日産は11月7日に「NISSAN GT-R」の2012年モデルを発表しました。今回の変更でははさらに新たな動力性能向上を図っています。宮城県のスポーツランドSUGOで報道陣に公開された2012年モデルのNISSAN GT-Rは、エンジンの最高出力、トルク、および燃費の向上が達成されました。さらに革新的なサスペンションの左右非対称セッティングの導入により、コーナリング時の安定感や乗り心地、反応感が向上しています。車両開発主管(CVE)の水野和敏は、以下のように述べています。

「2012年モデルは、0-100km/h加速は2秒台で走れ、独ニュルブルクリンクサーキットのラップタイムは7分20秒を切る実力を持っています。アウトバーンで300km/h出るというだけはなく、コンセプトどおり(その速度域を)生活スピードとしてお客さまが使いこなすことができるクルマになっています」

2007年の発売以来、NISSAN GT-Rは「マルチパフォーマンス・スーパーカー」のコンセプトを踏襲、毎年進化を重ねています。「例えばトランクに1週間分の旅行の荷物を積みながら300kmでクルージングできる。街中でA/Tで買い物に出かけられながら、サーキットでは誰よりも速く走れるパフォーマンスを持つ。全く新しいスーパーカーの市場を想像してきました。」

NISSAN GT-Rの開発ドライバーである鈴木利男氏は、独ニュルブルクリンクサーキットの後、スポーツランドSUGOでの試験走行を終えた感触を次のように語りました。「毎年クルマが進化して、2012年モデルではニュルのラップタイムもコーナーからコーナーへの到達時間も速くなりましたが、ドライバーにとってコントロールしやすく、恐怖感もなく、理想のクルマに近づいていると思います。」

今回の仕様向上に伴い、よりスパルタンなGT-Rの走りを楽しみたいお客さまのために、「For TRACK PACK」が設定されました。このカスタマイズオプションの内訳は、専用サスペンションや鍛造ホイール、ブレーキ冷却エアガイドに加え、軽量化のための2シーター化、ドライバーの身体をシートクロスのグリップ力で保持する新開発のシートを採用しました。

水野CVEは、単なるクルマを売るのではなく、これらの性能向上はお客さまに「感動」を与えるためにあると強調します。

「世の中には2種類のクルマがあります。一つは電気自動車などエコを通して社会に奉仕できる喜びを与えるもの、もう一つは自分への力、感動を与えるもの。GT-Rの開発を続け、進化させていけるのは、日産がリーフというクルマを持っているから。これは諸刃の剣であり、両輪なんです。」

NISSAN GT-Rは単にサーキット上での記録更新だけでなく、同社のブランド力向上に貢献することで、自動車業界の中で一線を画す存在となっています。

*10・15モード