日産のテクノロジー

電動化技術

日産は、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、2030年代早期に主要市場に投入する新型車をすべて電動車両とする目標を掲げており、それに向けて戦略的にパワートレインの開発を進めています。

戦略の柱となるEVについては、1990年頃からバッテリーやモーターの研究開発を進め、2010年に量産型EVである「日産リーフ」を発売しました。また、車両だけではなく、充電器の規格・拡充、Vehicle to Home、4Rエナジーのバッテリーリユース事業など、使用環境やエコサイクルも含めて、より安心して使えるEVを目指し、市場にさまざまな技術を投入してきました。今後、電動化普及のためには、特にバッテリーの技術革新が鍵であり、研究開発をさらに進めていきます。

一方、「e-POWER」をもう一つの柱として位置付けております。「e-POWER」は従来のハイブリッドシステムとは異なり、エンジン出力とタイヤの駆動力とを完全に切り離すことで、エンジンを発電専用として使うことが可能となります。この特徴を最大限に活かして、さらなるCO2排出量の削減(燃費向上)を可能にします。

同時に、電動車のモーター駆動のポテンシャルの高さを活かした安心、安全、快適な移動手段をお客様に提供していきます。

自動運転・運転支援技術

安全に対する日産の方針は、リアルワールド(現実の世の中)における安全性を追求することであり、目指しているのは「交通事故のない社会」です。
日産は、日産車が関わる交通事故の死亡者数を実質ゼロにするゼロ・フェイタリティをビジョンに掲げ、リアルワールドで起こり得る全ての事故リスクに対応できる運転支援技術の開発に取り組んで来ました。セーフティーシールドコンセプトのもと、周囲360度のリスクへ対応するため、世界初を含む数多くの技術を市場投入してきました。

その実績とシステムの高い信頼性のもと開発されたのが2016年に投入された「プロパイロット」です。2019年には、「プロパイロット 2.0」として、同一車線内のハンズオフ機能付き高速道路ナビ連動ルート走行を世界で初めて実用化しました。
将来の完全自動運転に向けて、運転支援可能なシーンを広げ、自動化のレベルを向上させていくだけではなく、誰でも安心して使えるシステムを提供していきます。

コネクテッド技術

日産は、クラウドやスマートフォンと繋がり車内のお客さまに多種多様なサービスを提供できるコネクテッド技術についても、長年技術革新を図ってきました。
1998年にはコンパスリンクを開始し、カーナビゲーションと携帯電話を活用した新しい情報提供サービス、及び日本初のオペレータサービスなど、クルマとITの融合の先駆けとなりました。
その後、カーウイングス、ニッサンコネクトへと進化させ、クルマやバッテリーの劣化状態や位置情報の把握と活用、最適ルート検索、遠隔操作によるドアロックなどさまざまな機能・サービスをグローバルマーケットで実用化してきました。

コネクテッド技術は、インフォテインメントサービスだけでなく、高度な遠隔診断、継続的なソフトウェアの展開、ファームウェアの更新も可能にします。また、電動化技術や自動運転技術の進化を支えるプラットフォームとしての重要な役割も担っています。
今後も、クルマから人、社会へと繋がるサービスを拡大していきます。

モビリティサービス・エネルギーマネージメント技術

日産は、誰でも行きたい場所に安全・安心で自由に移動できる社会を実現するために、複数のパートナーと協業し、モビリティサービスの実証実験を行っています。

また、クルマがライフラインとなり社会を支えるための取り組みを推進しています。日産は、EVには走行するだけではない移動を超えた新たな価値があることを早くから見出し、EVのバッテリーに蓄えられた電力を家・ビル・コミュニティ等で効果的に活用するための仕組みや機器の拡大を積極的に行ってきました。更に、政府や自治体、企業・団体とともに地域創生に貢献する取り組みも行っています。