「第31回 日産 童話と絵本のグランプリ」表彰式を開催

童話の部 山本さん、絵本の部 たなかさんが大賞を受賞


第31回受賞者のみなさん

2015年3月7日(土)、大阪府東大阪市の大阪府立中央図書館内ライティホールにおいて「第31回 日産 童話と絵本のグランプリ」表彰式が行われました。
今回の募集では、童話の部2,457編、絵本の部370編、合計2,827編の作品が寄せられ、その中から、38編の作品が入賞の栄誉に輝きました。
童話の部大賞には、山本早苗さんの作品『タンポポの金メダル』が、絵本の部大賞には、たなかやすひろさんの作品『せかいのはての むこうがわ』が選ばれました。


(財)東京子ども図書館 松岡享子理事長

表彰式では、主催者である(一財)大阪国際児童文学振興財団 三宅興子理事長、協賛者の日産自動車(株)CSR部 井狩倫子部長、後援者の大阪府教育委員会 津田 仁教育監が挨拶。続いて行われた審査の講評では、童話と絵本の審査員を務める(公財)東京子ども図書館の松岡享子理事長が、「みなさんが楽しみながら創作活動を続けていき、日本の中でそのような方々増えていき、クリエイティブな時間というものが、日本中に満ちていくとうれしい」と語りかけました。絵本作家の杉田豊氏は「今回は応募作品の数が少なく、審査当初はどうなるかと心配しましたが、審査を続けるうちにたくさんの絵が語りかけてきました。審査とは楽しみであり痛みを伴う行為でもあります。絵本の入賞作品はそれぞれ違う個性が見えて素晴らしく、それぞれの感じる世界が見えてくるのです。『考えずに感じること』が重要です」と激励。他の審査員の方々からも、受賞者の方々への激励と、今後に期待する声が多く上がりました。贈賞に続き、大賞を受賞した山本さん、たなかさんが、受賞に対する率直な喜びと作品への思いや今後の抱負を語り、会場はあたたかな拍手に包まれました。


童話の部大賞 山本早苗さん


絵本の部大賞 たなかやすひろさん



受賞作品の朗読の模様

表彰式の最後には、童話の部大賞『タンポポの金メダル』の朗読、絵本の部大賞『せかいのはての むこうがわ』の朗読とスライド上映が披露され、約10カ月後に出版される絵本への期待はより高いものとなりました。

その後は、受賞者を囲んでステージ上で記念撮影が行なわれ、会場に訪れた家族や友人の方々も参加して撮影するなど、喜びに満ちた雰囲気の中、表彰式は閉幕しました。

会場を移して開かれた懇親会では、主催者、審査員、今回の受賞者、歴代の受賞者が集い、なごやかに交流を深めました。入賞者の方々が審査員の先生方から作品に対するアドバイスを受ける場面も見られ、有意義な機会となりました。


ページトップへ