「ニッサン童話と絵本のグランプリ」創作オープンセミナーを開催(2008/07/16, 08/02)

日産自動車の社会貢献活動である「ニッサン童話と絵本のグランプリ」25周年を記念して、7月16日(水)に日産自動車本社で、また、8月2日(土)に大阪国際児童文学館において「創作オープンセミナー」を開催しました。


東京 2008年7月16日(水)

グランプリ審査員で財団法人東京子ども図書館理事長である松岡享子さんと、童話・絵本それぞれの大賞受賞経験者を講師に迎え、創作活動に関心のある約40名の方々を対象に、創作のヒントやアドバイスをお話しいただきました。

第20回グランプリ童話最優秀賞を受賞された福島サトルさんと、第18回絵本大賞のひろいのりこさんからは、アイデアを作品にするプロセスや、創作を続けるモチベーションについて、実体験をもとに熱く語っていただきました。

また、松岡さんからは、子どもたちに長く愛される作品の要素、創作にあたり作者に心がけてほしいこと、ぜひ読んでおいて欲しい本など、童話と絵本の創作について幅広くお話を聞かせていただきました。


左からファシリテーターの財団法人大阪国際児童文学館の小松さん、福島さん、ひろいさん、松岡先生


書籍を示しながら熱心に語る松岡先生


大阪 2008年8月2日(土)

講師としてグランプリ童話部門の審査員で童話作家のあまんきみこさんと、「ネコひげアンテナ」で第19回童話最優秀賞を受賞した屋島みどりさんを迎え、約50名の参加者を対象に、創作活動についてお話しいただきました。

屋島さんからは、グランプリ受賞の体験談をお話しいただいた後、その場で参加者にテーマを与え、実際に登場人物を描写してみるという実践的な内容となりました。

あまんさんからは、本当に書きたいことを見つけるために、自分自身の内面を見つめる努力をすることの薦めや、ご自身が作家として創作活動において工夫している点、子どもの視点を取り入れるためのアドバイスといったお話があり、「作品を書くときはラブレターを書くように大切に。書くことはときに辛いけれど書き続けてほしい」と参加者にエールを送っていただきました。


セミナー会場の様子


創作について語るあまんさん


東京・大阪ともに、多くの来場者から「創作の意欲がわいてきた」「くじけず書き続けたい」「ぜひまた開催してほしい」など、創作を志す方にとって有意義なセミナーだったことが伺えるコメントを寄せていただきました。

第25回ニッサン童話と絵本のグランプリは、10月31日まで作品を募集しています。

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