環境

2022年度までの6ヵ年中期環境⾏動計画「ニッサン‧グリーンプログラム 2022(NGP2022)」を発表しました。本計画では、低炭素化、再⽣可能エネルギーへの転換、そして資源の多様化という三つの分野を、最重要課題として取り組んでいきます。⽇産は社会貢献活動として「⽇産わくわくエコスクール」を継続的に神奈川県内で実施しています。これからを担う次世代の⽅々に⾼い環境意識を育んでもらえるよう、すぐれた商品を活⽤した教育⽀援活動を⾏っていきます。

環境出張授業「日産わくわくエコスクール」(日本、英国、中国)

「日産わくわくエコスクール」は、わかりやすく楽しく環境について学べるプログラムとして2008年に日本で誕生し、各国で進化を遂げ、世界に羽ばたいています。

日本では、地球温暖化問題への理解を促すとともに、日産の環境への取り組みを紹介し、「日産リーフ」の試乗などを通じて最新の環境技術を体験するプログラムを実施しています。小学校高学年の児童を対象に、日産従業員が講師となって学校を訪問して行います。2022年度も新型コロナウイルス感染症の影響を受けましたが、体験の機会が少ない教育現場からは対面授業の要望が多く寄せられ、実験教材の消毒やソーシャルディスタンス確保の他、授業時間の短縮などプログラムの見直を行い、出張授業を実施しました。また、解説DVDを付属した教材の貸し出しやweb会議システムを通じたオンライン授業のなど、さまざまな形で子どもたちの学びをサポートしました。同プログラムの日本での受講者数は累計で12万4,000名を越えました(2023年3月末現在)。

海外においては、サンダーランドの英国日産自動車製造会社(NMUK)が、小学生から中高生を対象に多岐にわたって教育プログラムを展開する「日産スキルズ・ファンデーション」の1つとして、環境教育を提供しています。この環境教育を「エコスクール」と呼び、生徒たちは環境問題やNMUKの風力発電の仕組みなどを6時間かけてじっくり学びます。中国では、日産(中国)投資有限公司(NCIC)をはじめとする合弁会社がUNESCO中国の協力を得て、インターネットを活用した質の高い授業「日産ドリーム・クラスルーム」を展開しています。全部で8モジュールあり、その中の「ECO教室」では、環境についての学習に加え、電動モーターの仕組みを学び、モデルカーを使った実験も行います。

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WWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン)環境啓発キャンペーンへの協賛と各国での活動(日本、中国、南米、カナダ)

日産は、WWF主催の環境啓発キャンペーン「Earth Hour 2023」(世界中で同じ日・同じ時刻に消灯することで地球温暖化防止と環境保全の意思を示すプロジェクト)に賛同し、同イベントに協賛するとともに、各国の従業員に消灯アクションを呼びかけ、国内外の日産の事業会社で消灯アクションを行いました。

横浜市(日本)、ナッシュビル市(アメリカ)のプレスリリースに参加企業として掲載されたほか、従業員向けに写真コンテスト(中国、アメリカ、アルゼンチン)の実施や、制作した動画を発信するなどSNSでのコミュニケーションも行いました。

カナダ日産自動車会社(NCI)は、2019年よりWWFカナダの公式パートナーとして、CN Tower Climbといった、環境に関する募金を呼び掛けるイベントに参加しています。このイベントで集められた募金は、WWFカナダの10年計画であるRegenerate Canada*の実現に活用されます。

* Regenerate Canada: https://wwf.ca/regeneratecanada/

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日産(中国)投資有限公司(NCIC)では、環境をテーマにした従業員写真コンテストの開催、南米ではディーラーと連携した従業員参加型のバーチャルとリアルでのイベントを企画しました。

カナダ日産自動車会社 (NCI)は、2019年よりWWFカナダの公式パートナーとして、CN Tower Climbといった、環境に関する募金を呼び掛けるイベントに参加しています。今年はカナダ国民に環境保全のために測定可能で意味のある行動を呼びかけるLearn Plant Connectを中心に支援を行い、生物多様性の喪失や気候変動の危機を解決するための活動に貢献しています。

ザ・ネイチャー・コンサーヴァンシーの「テネシー・ミシシッピ森林保全プログラム」への支援(米国)

北米日産会社(NNA)では10年以上にわたり、ナッシュビルの環境NPO「ザ・ネイチャー・コンサーヴァンシー(TNC)」と協業し、テネシー州とミシシッピ州の複数のコミュニティにおいて森林保全を推進しています。TNCはテネシー州ナッシュビルとミシシッピ州ジャクソンの公園の保護価値を高めることを目指し、都市部にある空き地の戦略的な森林再生に取り組んでいます。

日産はこれまで従業員ボランティアの提供や資金面にて支援しており、2022年度には$35,000を「テネシー・ミシシッピ森林保全プログラム」に寄付しました。日産からの支援は、都市の環境変化への解決策を見出し、健全で持続可能な社会に不可欠な自然や生物多様性を守るというTNCの目標達成に役立てられています。

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Club Impacto Positivo: Huella de carbono(アルゼンチン)

2022年に日産は、パートナーである「Carbon Neutral +」とともにカーボンオフセットへの取り組みを始めました。アルゼンチン日産が2021年に排出した温室効果ガスの量を測定して、再生可能エネルギーによる発電プロジェクトを運営する組織からカーボンクレジットを購入すること、そしてNGOの「Asociación Amigos de la Patagonia」と共にラニン国立公園で植林を行うことにより、排出した温室効果ガス全量をオフセットする取り組みを行いました。植林したアラウカリア・アラウカーナ(地元原産木)は1,163本に至りました。

Club Impacto Positivo: Huella de carbono
Club Impacto Positivo: Huella de carbono