第43回 東京モーターショー 2013


日産e-NV200
− 商用車市場に大きな革新をもたらす、100%電気商用車 −

日産自動車がグローバルに販売する2車種目のEV(電気自動車)。日産自動車は、商用車市場に大きな革新をもたらす
「e-NV200」を2013年東京モーターショーに参考出品します。


概要:

  • 走行時のCO2排出量ゼロ
  • EV特有の卓越した加速性と静粛性
  • 先進技術の採用による機能的で広い室内空間
  • 日産のEVアイデンティティを表現したデザイン
  • 2014年度中に日本で発売予定

「e-NV200」は、日産リーフに続き日産がグローバルに販売する2車種目のEV(電気自動車)で、ゼロ・エミッション領域における日産のリーダーシップをより確固たるものにすると同時に、商用車市場に大きな革新をもたらすモデルです。

「e-NV200」は、世界の40ヶ国以上で販売している多目的商用バン「NV200」をベース車としています。EVのパワートレインを組み合わせることで、「NV200」の室内の広さや多用途性と、「日産リーフ」同様の走行時のCO2排出量ゼロ、卓越した加速性と静粛性を兼ね備えたモデルとなっています。また、先進的なテレマティクスシステムや荷室内における電源供給機能などは、さまざまなシーンにおけるビジネスの可能性を広げます。

日産自動車の村上秀人執行役員(LCV事業本部担当)は、「ゼロ・エミッション車は、私たちが暮らす都市や町の環境にとってますます重要な役割を果たしています。『e-NV200』は、都市生活の質を向上させるだけでなく、その優れたランニングコストが、企業にとっての大きな魅力となるでしょう。同車が、お客さまのビジネスのみならず、持続可能な社会づくりにも新たな可能性をもたらすことと、確信しています。ぜひご期待ください。」と述べました。

日産のEVアイデンティティを表現したデザイン
エクステリアデザインは世界中で好評をいただいている「NV200」のデザインに、「日産リーフ」に表現されている日産EVのアイデンティティを加味したものになっています。フード中央に「日産リーフ」に通じる特徴的な形状の充電ポートを持ち、V字型のフード処理と合わせて日産EVデザインの方向性を表現しています。ヘッドランプとリヤコンビランプも「e-NV200」専用のモダンなデザインです。

インテリアも「日産リーフ」に通じる明るいシートクロスを採用、タブレット端末のようなフラットなセンターパネル、ブルー照明デジタルメーターにより、日産EVデザインを表現しています。

EVの優位性
「e-NV200」は「日産リーフ」と同じEVコンポーネントを搭載しています。
静かでパワフルなEVの動力を供給するのは、48個の薄型でコンパクトなバッテリーモジュールで構成しているリチウムイオンバッテリーと、80kWの三相交流同期モーターです。三相交流同期モーターは発進時から一気に100%のトルクを発生させることが可能なため、優れた加速とスムーズかつ静粛で快適なドライビングが可能となり、ドライバーの疲労を大きく低減します。合わせて、多くのビジネスユーザーが最も重視する点のひとつであるランニングコストについては、同クラスの商用車をリードし、現行のガソリン車と比較して、優れたレベルを実現します。

先進技術の採用による機能的な広い室内空間
「e-NV200」は多目的商用バン「NV200」をべースにすることで車両サイズはコンパクトでありながら広い室内空間を確保しました。低くフラットな床と高い荷室高は、クラストップレベルの高い積載能力だけでなく、荷室内での作業のしやすさにも貢献しています。さまざまな先進技術を採用することで、使い勝手をさらに向上させました。荷室には電源供給機能を装備しました。これにより、屋外での飲食の提供やイベント実施など、いつでも、どこでも、様々なものに給電することができ、ビジネスの可能性をさらに広げることができます。

さらに「e-NV200」は、ビジネス利用における車両の経済性、安全性向上を目指した新しいITサービスも提供します。サービスを利用する企業に対して、保有車両のメンテナンス情報等を提供することで、利用企業はランニングコストの低減やドライバーの安全運転意識の向上を実現し、安全性や経済性に優れた運行管理が可能となります。

このように「e-NV200」は、ビジネスユースに使うオーナーの方々の様々な仕事のパートナーとして、きっとご満足いただけるでしょう。

以 上