第42回 東京モーターショー 2011


NV350キャラバン
− これまでの小型商用車の常識を変える、新世代の本格商用バン −


優れた積載性、利便性の向上、堂々とした存在感のあるデザイン。日産自動車は次世代の小型商用車の基準となる新型のNV350キャラバンのコンセプトモデルを2011年東京モーターショーに出展します。

概要:

  • ガソリン、ディーゼルエンジンともにクラストップを目指す低燃費
  • シャープさと力強さを併せ持つダイナミックなエクステリアデザイン
  • 機能的で広がり感を意識したインテリアデザイン
  • 商用車では世界初となるプッシュエンジンスターターの採用
  • 4ナンバー小型商用車でクラストップとなる3メートルを超える荷室長
  • NV350キャラバンは2012年夏の日本での発売を皮切りに、複数の国で発売予定

NV350キャラバンは、商用車の基本性能を更に向上させた、仕事だけでなく趣味やレジャー等、多目的に使える新世代本格商用バンです。
エクステリアデザインはシャープさと力強さを併せ持つ、これまでの商用車にはないダイナミックなフォルムを実現しました。運転席周りは、使う人の利便性、快適性を徹底的に追求し、荷室は広い空間を確保し使い勝手の向上も図りました。4ナンバー小型商用車で荷室長をクラストップの3メートル超とし、余裕ある積載性を実現、また荷室側面のパネルには、オーナー自らの使い勝手に合わせて容易にアレンジできるよう、予め数多くのユーティリティナットを装備しています。更にガソリン、ディーゼルエンジンともにクラストップの低燃費を目指し、しっかりとした走りとの両立を図っています。
NV350キャラバンは、新世代の本格商用バンとして、まもなく走り出します。

日産自動車の村上秀人執行役員(LCV事業本部担当)は「NV350キャラバンは、商用車では世界初となるプッシュエンジンスターターをはじめ、従来の商用車にはない数多くの装備を採用しています。燃費においては、ガソリン、ディーゼルエンジンともに、クラストップを目指します。荷室空間は、目的にあわせてフレキシブルに使えるよう開発しています。NV350キャラバンは、ビジネスユースとしても、プライベートユースとしても、使う方々に必ずやご満足いただけるものになると確信しています。ぜひ、ご期待ください。」と述べました。

クリーンでモダン、堂々として存在感のあるエクステリアデザイン
エクステリアデザインは4ナンバー小型商用車サイズの制約がある中で、荷室スペースを最大限に確保した新しいレイアウトと大きく延長したホイールベースにより、安定感のある機能的なプロポーションになっています。全体的にはボクシーなフォルムながら、フロント部やコーナー部を大きくラウンドさせ、さらに極力、大きな面構成のデザインを採用することで、クリーンかつモダンなエクステリアデザインを目指しました。
フロントには立体的で存在感のあるアングルドストラットグリルを採用。LEDポジショニンランプを内蔵したシャープなキセノンヘッドランプと合わせて、個性的な顔つきを演出しています。大きくラウンドしたフロントパネルのキャラクターラインは、フロントドアのウェストラインにつなげることで、ダイナミックな動きを表現しています。
前後のホイールオープニング部のキャラクターラインはサイドビューに動きを与え、ラインの下側には豊かな面を設け、ホイール周りの力強さを表現しています。また、サイドウインドウの上部にあったドリップチャンネルをなくし、すっきりとしたサイドビューを表現しました。
大きく、機能的なバックドアを持つリヤビューではキラキラ感のあるリヤコンビネーションランプが特徴的です。ここから始まるユニークなバックドアのキャラクターラインはシャープさと安定感をリヤビューに与えています。
ボディカラーは深みがあり、そのフォルムをシャープに表現し、さらに重厚で上質なイメージを与えるタイガーアイブラウンを、NV350キャラバン用に新しく開発しました。

機能的で広がり感を意識したインテリアデザイン
インストルメントパネルは2段構成で上部をブラック、下部をグレーにした2トーンカラーコーディネーションを採用。限られた運転空間に、横方向への広がり感を与えています。シートデザインも同じコーディネーションとし、メイン材には立体的で機能感のあるパターンの織物を、サイド材にはソフトで上質な無地のスウェード調トリコット材を配して、スポーティなデザインにまとめています。
見やすさと精度感あるグラフィックデザインのメーターはエンジンスタートによりブルー&ホワイトカラーに浮かび上がります。ステアリングやシフトノブ、メーター、空調ダイヤルやベンチレーション部に明るいシルバー色やメッキ色を配して、機能的な運転空間に上質感を与えています。

従来の商用車にはない装備を数多く採用しつつ、荷室空間の使い勝手も向上
NV350キャラバンは、従来の商用車にはない数多くの装備を採用しました。商用車初となるプッシュエンジンスターターにより、エンジンスタートをワンプッシュで行うことが出来ます。さらに、インテリジェントキーの採用より、キーを取り出さずにドアのロック、アンロックが可能となり、荷物で両手がふさがっている際にも便利です。
シフトレバーをインストに配し、パーキングブレーキを足踏み式にすることで、ゆとりあるキャビンスペースも実現しました。この他、メーターパネル中央には車両情報ディスプレイを装備しました。各種情報を見やすく表示することに加え、リヤカメラを追加するだけで、車両情報ディスプレイはバックビューモニターとしても使えます。
荷室空間は、その広さだけではなく、目的に合わせてフレキシブルに使えるよう開発しました。
リヤシートは5:5左右分割可倒式を採用。片側のリヤシートを折りたたむことで、3メートル超の長尺物を収納しても、リアシートに1名の乗車が可能です。また荷室側面にはユーティリティナットが備えられており、収納棚や工具等を簡単に固定することが出来ます。NV350キャラバンの荷室空間は、オーナーのアイデアに確実に応え、斬新な使い方の可能性を広げます。

その一例として、今回の東京モーターショーではフィッシングカヌーバージョンを展示しています。

このようにNV350キャラバンはビジネスユースにもプライベートユースにも使うオーナーの方々に、きっとご満足いただけるでしょう。

*NV350キャラバンは、2012年夏に日本で発売予定です。

以 上