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FR車用ハイブリッドシステム(インテリジェントデュアルクラッチコントロール)

車両搭載技術

  • 戦略的技術領域
  • 環境技術
気持ちのいい加速とコンパクトカー並みの
燃費を両立するFR車用ハイブリッドシステムです


hybrid_system_01.jpgガソリン車を越えるレスポンスの良いリニアな加速、一体感のある爽快な走りとコンパクトカー並みの燃費を誇る環境性能を実現します。
日産が先駆けたシンプルで高効率な1モーター2クラッチ方式インテリジェントデュアルクラッチコントロールハイブリッドが、モーターのみのなめらかな走行感覚や、エンジンとモーターを使った圧倒的な加速性能など、優れた走行性能を提供します。
ダイレクトなレスポンスと、環境性能の向上を両立するため、効率を追求して開発した、日産独自の1モーター2クラッチのフルハイブリッドシステムです。
※映像はフーガハイブリッド
技術の働き
ハイブリッドシステムは、減速時に、モーターを用いて回生を行って、バッテリーに電気をため、ためた電気をEV走行や加速時に使ってモーターを動かしエンジンをサポートすることで、走行性能と燃費性能を向上させます。
1モーター2クラッチ方式のハイブリッドシステムでは、必要に応じて駆動系からエンジンを切り離すことが可能なため、エンジンとモーターの両動力源を最適に使用でき、モーターのみの走行から、エンジンとモーターを使ったフル加速まで、状況に応じた効率のよい走りが可能です。回生時やEV走行時には、エンジンを駆動系から完全に切り離すため、エンジンの抵抗によるロスがないのも特徴です。


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ハイブリッドカー_バッテリー
技術の仕組み
hev_m1

・システム
既存の7速ATのトルクコンバーターを廃止し、モーターとクラッチ1を収めることでコンパクトな構造となりました。
ひとつのモーターが、駆動とエネルギー回生のふたつの役割をこなします。モーターをひとつとすることで構成部品を減らし、軽量化を実現することができました。
ふたつのクラッチは、機械的にエンジンとモーターのエネルギーを伝えます。トルクコンバーターを介して伝達するよりもエネルギーのロスが小さく効率的であると同時に、ダイレクト感とレスポンスの良い加速ももたらします。
このシンプルな機構とトランスミッションを、高度な制御技術を用いて統合制御することで、様々な走行条件に応じた走りを実現しています。
ハイブリッド用のリチウムイオンバッテリーは、大電流での充放電を短時間に行うことができます。したがってモーター走行の割合が増え、減速エネルギーの回収も頻繁に行うことが可能です。電気を有効に使うことができるのでガソリン消費が減り、結果的に低燃費に貢献します。

「ハイブリッド用リチウムイオンバッテリー」の詳細はこちら


・エンジンとモーターの使い分け
クラッチは、走行状況に応じて次のように作動し、エンジンとモーターを使い分けます。
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モーターだけで走るEV走行時には、クラッチ1を切り離すことでエンジンは完全に停止します。クラッチ2をつなぐことで、リチウムイオンバッテリーの電気エネルギーを伝えます。
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クラッチ1をつなぎ、エンジンからのエネルギーをトランスミッションに伝えます。トルクコンバーターを廃止しているため、エンジンのエネルギーをダイレクトに伝えることが可能です。
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エンジンとモーター、両方のパワーをダイレクトに伝えます。高出力のリチウムイオンバッテリーによって、ガソリン車を越えるレスポンスに優れた加速を得ることができます。
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クラッチ1を切り離し、エンジンは完全に停止します。この時、エンジンが完全に切り離されているのでエンジン回転数はゼロとなり、エンジン回転の抵抗もありません。したがって、モーターから無駄なくバッテリーに充電することができます。
 

NISSAN TECHNOLOGY MAGAZINE