技術紹介

 

クリーンディーゼル : 新開発ディーゼルエンジン M9R

クリーンな排出ガス、優れた燃費、クラストップレベルの出力・トルクを実現したクリーンディーゼルエンジン。

M9Rエンジンはアライアンスパートナーであるルノーと共同で開発し、欧州を中心にエクストレイル、キャシュカイに搭載しています。日産はこのエンジンをベースに高度なエンジン制御技術とリーンNOxトラップ触媒により、さらにNOxを削減。世界で最も厳しいディーゼル車排出ガス規制の一つである「ポスト新長期規制」に対応したエクストレイルのディーゼルエンジン車を、2008年9月に日本国内で発売する予定です。

特長

1600気圧コモンレールシステム、ピエゾ式インジェクターによる燃料噴射タイミングと噴射量精度の向上や、吸気・排気のポートを対向して配置するダブルスワールポートの採用で、空気・燃料をより効率よく混合し、燃焼効率の向上を実現しました。さらに自己再生型のディーゼル・パーティキュレート・フィルターは排出ガス中のすすの99%を取り除きます。



システム構成

ピエゾ式インジェクター


従来のインジェクターに比べ作動スピードを速くすることで、燃料噴射タイミングと噴射量の精度を向上させ、燃焼効率を高めます。

可変ノズルターボ

エンジンの回転数・負荷に応じて羽根を制御し、最適な過給圧を発生。更に羽根の形状を最適化してフリクションを低減し出力、トルクを向上させます。

1600bar コモンレールシステム

噴射圧力を超高圧(1600気圧)にまで高めることで、燃料を細かい霧状にしてまんべんなく燃焼させます。燃焼効率を高め同時に黒煙の発生も抑えます。

ダブルスワールポート


吸気・排気のポートを対向して配置することで渦を発生させ、空気と燃料を効率よく混合し燃焼効率を向上します。

バランサーシャフト

エンジンの振動を押さえ、静粛性を向上させました。

DPF(ディーゼル・パーティキュレート・フィルター)


1
燃焼によって発生した黒煙を吸着・貯蔵
2
DPF本体の温度を約600℃に保って、黒煙を酸化
3
DPFの再生

このサイクルを繰り返すことで継続的に排出ガスをクリーン化

リーンNOxトラップ触媒

従来困難であったNOxを浄化するために、リーンNOxトラップ触媒を新たに採用。さらに浄化能力を最大限引き出す高度なエンジン制御を行うことで、排出ガスをクリーンにしています。

1
通常燃焼(リーン燃焼)時に、NOxをトラップ層に貯蔵
2
蓄積させたのち、瞬間的に燃料が濃いリッチ燃焼状態にし、浄化層にH2(水素)とCO(一酸化炭素)を生成。
3
NOxを還元し、H2O(水)とCO2(二酸化炭素)とN2(窒素)へ浄化。


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