
2010年代の実用化を目指して、コンパクトで高出力の次世代燃料電池スタックを開発。
従来のスタックに比べ、2倍の出力密度を実現するとともに、長寿命・コスト低減を実現しました。
特長
- 高出力・出力密度2倍
薄型金属セパレーターの採用により小型化するとともに、電解質膜の改良によって発電性能を向上させ、05年モデルに対して2倍の出力密度を達成。 燃料電池スタック単体での最高出力は40kWアップし、130kWまで向上しました。
この結果、燃料電池車の魅力である長航続距離を維持しながら、より大型の車両への適用が可能となりました。 - 白金使用量1/2
電極触媒の改良によりMEA*の白金使用量を半減し、コストを大幅に低減しています。
- * MEA(Membrane Electrode. Assembly):膜電極接合体(電解質膜の両側に電極を接合させた構造体で、電気化学反応を起こす燃料電池の主要部品)

構造の特徴
- 薄型金属セパレーターの採用
水素・空気・冷却水を分離するセパレーターを薄板金属製のプレス成形品とすることによって、セルピッチを縮小。同時に生産効率を向上させてコストを低減しました。またセパレーターには表面処理を施し、高い耐腐食性と電気伝導性を両立させています。

- MEAの改良
電解質内に含まれる水分と水素イオンの量を増大させて水素イオンの移動を容易にし、発電性能を向上させました。また、電極の触媒層構造を見直すことで、触媒劣化反応を抑制して耐久性を高めるとともに、白金使用量の半減を実現しています。

