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2005年06月30日

 

ITSを活用したプロジェクトを神奈川県で開始
- 交通事故低減、渋滞緩和を目指して -


日産自動車(株)<本社:東京都中央区銀座 社長:カルロスゴーン>(以下日産)は、ITS*1を活用し、交通事故低減や渋滞緩和を目的としたプロジェクトを神奈川県において開始します。

このプロジェクトでは、主に下記の3項目について取り組んでいきます。
・ 交差点での出合い頭の事故低減を目的とした、路車間通信技術活用による情報提供システム
・ スクールゾーン等での走行速度の抑制を促す速度超過時情報提供システム(ISA*2)
・ 渋滞緩和と最速ルート提供を目指した、プローブ情報*3活用による動的経路誘導システム

ITSは交通安全、渋滞改善等、道路交通問題の解決策として、その活用が有望視されています。日産自動車はこれまでも、「危険に近づけない」というセーフティ・シールド*4の考え方に基づいた安全なクルマづくりの推進、統計交通情報と最新のVICS交通情報をもとに渋滞を予測しルート案内するカーウイングスの投入などにより、クルマで出来る道路交通問題の解決に取り組んできました。これに加え、道路上の通信設備等のインフラと連携し、周辺車両の状況や自車を取り巻く交通環境の情報を利用することで、さらに安全性の向上および渋滞緩和を図りたいと考えています。

今回のプロジェクトを通して、神奈川県内におけるITSを活用した交通事故低減や渋滞緩和の可能性を検証し、2007年末までにITS技術の準備を進め、その後の商用化によって、経済損失改善の促進等、公共利益への貢献を行っていきます。
実施にあたっては、株式会社NTTドコモ、松下電器産業株式会社、株式会社 ザナヴィ・インフォマティクスとともに研究、開発を進めます。また、この取組みの中で、一般道のインフラを活用する通信技術の開発については、警察庁・神奈川県警察本部の協力を得て、社団法人新交通管理システム協会(UTMS協会)の中で同協会会員企業と協調して進めていく予定です。

日産自動車はまず神奈川県にてITSの効果を検証して成功事例を築き、これを全国、さらには世界へと広げていきたいと考えております。
日産自動車は、神奈川県内に横浜工場、追浜工場、テクニカルセンターといった主要な事業所を有しており、関連会社、販売会社をあわせると現在でも約30000人の従業員が勤務しています。同社は今後本社機能の横浜市への移転や厚木市での日産アドバンスド・テクノロジー・センターの新設、更には横浜マリノスのみなとみらい21地区への移転などを計画しており、今回の取り組み等も通じ地域経済及びスポーツ・文化振興への貢献を果たしていく所存です。

*1 ITS(高度道路交通システム、Intelligent Transport Systemsの略)とは、最先端の情報通信技術を用いて、「人」「道路」「車両」を情報によって一体のシステムとして構築する交通システムの総称
*2 ISA( Intelligent Speed Adaptation又はIntelligent Speed Assistanceの略)
*3 プローブ情報とは、無線通信技術を用いて、乗用車、タクシー等により得る、位置、速度等の情報。
*4 セーフティ・シールドとは、事故件数そのものの削減が重要と考え、「危険に近づけない」という、より高度で積極的な安全の考え方です。 

以上

 

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