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2005年02月21日
日産自動車、最新型FCV搭載技術を発表
初の自社開発燃料電池スタックと、高圧水素容器により性能を向上
日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロス ゴーン)は、最新のFCV(燃料電池車)搭載技術を発表した。 今回の発表内容は同社初の自社開発燃料電池スタックと、新たに開発した高圧水素容器である。同技術により、加速性能や航続距離といった燃料電池自動車として求められる性能が向上する。
 自社開発燃料電池スタック
(1) 自社開発燃料電池スタック 燃料電池車用スタックの実用性向上を目的に、同社として初となる自社製の燃料電池スタックを開発した。このユニットは同社が採用する燃料電池スタックとして第3世代に当たるもので、以下の特徴を有している。
小型・高出力 新開発の薄型セパレータ注1)の採用により、セルピッチ注2)を狭く(従来比-40%)することができた。さらに、スタックケース内部の配管部品の統合化、周辺の制御装置等のケース内蔵化などを行い、大幅な小型・高性能化を達成した。結果、従来に対し小型化しながら出力を増加させることに成功した。これは同一出力のスタックであれば、従来に比べて約6割の容積に小型化することに相当する。
長寿命 電極材料の改良により、自社従来比で2倍以上の寿命を達成することができた。
スタック運転領域の拡大 電解質膜注3)等の主要部品の改良、および、スタック内の水素と空気の流れを最適化することにより、スタックが発電できる温度領域等を拡大した。
注1) 水素、空気を分離してセルに供給しつつ、発生した電気を次のセルに伝える部品。 注2) セルを直列接続した際の隣り合うセルとセルの間隔。自動車用スタックは通常、数百枚のセルを直列接続することで必要な電圧を得ている。 注3) セル内にて発生した水素イオンを透過させる機能をもつ高分子材料からなるイオン交換膜。
(2) 70Mpa高圧水素容器 今回新たに開発した70MPa高圧水素容器により、従来の35MPa高圧水素容器に比べ、同じスペースで、水素貯蔵量を約30%増加させることができた。これにより車両の航続距離を大幅に伸ばすことが可能となった。 なお、本容器は70MPa高圧水素容器として、高圧ガス保安協会(KHK)の認可を取得している。 高圧水素容器の材質は、アルミ製ライナー層の外側に、高強度・高弾性カーボンファイバーを幾重にも巻きつけたもので、糸状のカーボンファイバーの巻き方(ワインディングパターン)を最適設計することにより、70MPaの圧力に耐える強度を実現することができた。
(3) 今後の予定 今後、車両評価を開始し、トータル性能と信頼性の向上を図る。
以上
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