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2001年06月18日


新型「スカイライン」を発売


日産自動車は、「スカイライン」をフルモデルチェンジし、6月18日より全国一斉に発売する。


スカイライン 300GT


   「スカイライン」は1957年に誕生して以来、カタチを変え、性能を高めながらも、日産を代表するクルマとして常に最新技術に裏打ちされたドライビングプレジャーや、所有する歓びが得られるセダンであることなど、多くのお客様から強い支持を得てきた。

 11代目となる新型「スカイライン」は、これらスカイラインの伝統と言えるDNAを大切にしながら、「21世紀の理想のプレミアムスポーツセダン」を開発コンセプトに、自分なりの価値観を持ちアクティブに行動する人、自ら運転を楽しむことは勿論、家族など同乗者にとっての快適性も大切にする人々を対象に開発した。

 そのため、新型「スカイライン」では、新車両レイアウトによる性能革新と部品単位の技術改良からなるV6エンジン専用フロントミッドシップの新世代「FMパッケージ」を採用した。この「FMパッケージ」の採用により、従来、相反すると考えられていた要素の高い次元での両立、すなわち「スポーティな走りと高級サルーンの乗り心地」「ロングホイールベースと優れた取り回し性能」「空力のよいスタイルと広い室内空間」の両立を可能とした。

 さらに、コーナリングや路面の変化による車体の挙動変化が少ない「フラットライド」の実現や、高速走行時にも空気抵抗による車両の揚力(リフト)をなくす「ゼロリフト」も達成した。

 その結果、新型「スカイライン」は、ストレスのない意のままの爽快な走りや、同乗者にも快適なツーリングプレジャー、大人4人が上質なくつろぎを感じるビッグキャビンを同時に実現するなど、まさに「21世紀の理想のプレミアムスポーツセダン」に仕上がっている。

 尚、同車は2002年より、北米(アメリカ、カナダ)でもインフィニティチャネルを通して販売する予定である。

 新型「スカイライン」の特長は以下の通り

● フラットライドコンセプトが実現したFun to Drive & Touring Pleasure
・ ストレスのない意のままの爽快な走り
・ 同乗者にも快適なツーリングプレジャー
・ 余裕のロングクルージング
● 大人4人のパーソナルコンフォート
・ 運転席のベストツーリングポジション
・ 各々の座席が適度な独立感を持つプライベート空間
・ 上質感を追求したパーシブドクオリティ
● ヒューマンタッチの高性能をテーマにしたエクステリア、機能的で知的なインテリア
・ 高性能な走りをイメージするプロポーション
・ 大人4人がくつろげるビッグキャビン
・ 安心と信頼を感じさせる暖かみのあるフォルム

<販売目標台数>  2,000台/月
<取り扱い販売会社> NISSAN Red Stage:サティオ系、プリンス・チェリー系各販売会社
*全車種取り扱い店(NISSAN Red & Blue)を含む
<発表展示会> 6月23日(土)、24日(日)

<車両概要>

   1. フラットライドコンセプトが実現したFun to Drive & Touring Pleasure
  • フラットライドコンセプト
    新型「スカイライン」は、新世代「FMパッケージ」を採用することで、走行条件の変化に対して4本のタイヤにかかる荷重の変化を少なくし、車両姿勢をフラットに保つ「フラットライドコンセプト」を実現した。荒れた路面や高速道路、コーナリングやブレーキングの際も常に車体がフラットな姿勢を保つように、サスペンションがしなやかにストロークし、ドライバーには爽快な走りを、パートナーには心地よさを提供することを可能としている。

  • ゼロリフト
    空気抵抗による車体の揚力(リフト)をなくした「ゼロリフト」を実現することにより、低速走行から高速走行まで常にしっかり感のあるハンドリングを得ることを可能とした。この「ゼロリフト」を実現するために、レーシングカーの空力解析に用いられるムービングベルト風洞を、市販車の開発に初めて採用した。燃料タンク、マフラーなどの床下構成部品を空力特性に配慮してレイアウトするとともに、ホイールハウスの気流を巧みに吸い出す構造とすることで、車両下面の空気流を最適にコントロールした。また、車両上面で乱流が発生しやすい部分の傾斜や形状を最適化することでCd値0.27を達成している(3次元リヤスポイラー&フロアサイドフェアリング付車は、Cd値0.26)。
    新型「スカイライン」はゼロリフトと低Cd値を達成したことにより、極めて高い高速安定性を実現している。

  • 高い動力性能
    エンジンは、直噴ガソリンエンジンNEO Di「VQ30DD」「VQ25DD」を改良し、eVTC(電子制御式連続可変バルブタイミングコントロール)を世界で初めて採用することで、高出力と低燃費を両立した。また、トランスミッションには、新しいシフトパターンを採用したマニュアルモード付フルレンジ電子制御5速オートマチックトランスミッション「5M-ATx」(3.0L車)を搭載し、スムーズできびきびとした変速を可能とするとともに、燃費を向上させている。
    これにより新型「スカイライン」は全領域で胸のすくような爽快でスポーティな走りを実現した。
  • タイヤ/サスペンション
    スポーティな走りと快適な乗り心地の両立を実現するために、足回りも一新した。
    直径680mmの大径タイヤは、接地面積を前後方向に長くとることができ、路面や車両姿勢の変化の影響を受けにくい安定したグリップ力を確保している。また、新型マルチリンクフロントサスペンションは、オールアルミとし、バネ下荷重を低減するとともに、ダブルピボット方式を採用したことで優れた直進安定性、なめらかなステアリングフィールを実現した。さらに、マルチリンクリヤサスペンションは、従来型に比べ、剛性を大幅に高め、軽量化を図っている。これらにより、荒れた路面でも、サスペンションが凹凸をスムーズに吸収することで滑らかな乗り心地を実現し、コーナリング時でも、ロールの少ないフラットな姿勢を実現している。また、リップルコントロールショックアブソーバーの採用により、路面から伝わる微振動を抑制し、接地性を高めている。
    また、ロングホイールベースであるにもかかわらず、最小回転半径5.3mと小型車並みの取り回し性能を実現している。

  • ブレーキ
    ブレーキには、ファインコレクティブパッドを採用し、高い制動力を得ることが可能となった。また、52:48の理想的な車体の前後重量配分とロングホイールベースにより、前後のブレーキの制動力を最適にでき、ブレーキング時にノーズダイブの少ないフラットな車体姿勢を維持することを可能とした。

  • 車体構造
    優れた操縦安定性と高い衝突安全性を実現するために、新型「スカイライン」は、高い剛性と振動の減衰を実現するボディ構造とした。特にエンジンルームには、遮音、遮熱に加え、ボディスタビライザーとして、振動減衰効果を発揮する2重隔壁構造を採用した。
    また、ルーフパネルとボディサイドパネルの接合部にレーザー溶接を採用することで、高い剛性を確保するとともに、ボディ全体での振動減衰を図っている。


2.大人4人のパーソナルコンフォート
  • ベストツーリングポジション
    新世代「FMパッケージ」は、4.7m未満という全長にもかかわらず、大人4人それぞれが快適に過ごすことのできるシーマ並の広い室内空間を実現した。室内は、ドライバーを含めた全ての乗員がそれぞれのシートでベストツーリングポジションを確保できる設計としている。運転席パワーシートはシート全体が60mmリフト、240mmスライドするため、様々な体型に合わせた最適なドライビングポジションをとることが可能となった。また、シートクッションは、乗車時にやわらかく、運転時にドライバーをしっかり支える2層ウレタン構造やセンターマウンド構造を採用している。
    メーター類は、ドライバーがステアリングの位置を調整しても、常にその視認性を確保できるように、ステアリングに合わせて可動する、チルトステアリング連動のチルトメーターを採用した。
    助手席には、助手席専用シートを採用。くつろぎやコミュニケーションに配慮した助手席専用のヘッドレストやシートクッションを設定した他、シートスライドスイッチは、運転席、助手席どちらからでも操作できるよう、シート上面に配置している。
    リヤシートは、ホールド性に優れたスポーツリクライニングシートを採用し、25〜37度の間で、4段階にリクライニング可能な機構とした。これらにより、運転席、助手席、リヤシートは、乗員それぞれに応じた快適で独立した空間を実現した。

  • 上質な室内空間
    新型「スカイライン」は、プレミアムをキーワードに上質で快適な室内空間を実現した。
    TV/ナビゲーションシステムについては、高機能でデータを充実したDVD方式を採用した。モニターは、前後に13度チルトし、使用しないときには収納できる6.5インチ垂直スライドタイプを採用した。ナビゲーション本体は、ビルトインタイプのETCユニットと併せて、グローブボックスにすっきりと収納できる。オーディオには、スカイラインスーパーサウンドシステム(インダッシュ6CD、カセット、AM/FM電子チューナーラジオ)を採用した。特に、3.0L車は、専用設計のBOSEサウンドシステムを標準装備し、どの席に座っていても、臨場感あふれるサウンドを楽しむことができる。
    (TV/ナビゲーションシステムは、250GTeを除く全車にオプション。
    ETCユニットは、TV/ナビゲーションシステムとセットで250GTeを除く全車にオプション。
    BOSEサウンドシステムは、250GTeを除く2.5L車にオプション。)
    さらに、エアコンについても、前席左右独立温度調整機能付フルオートエアコンを採用、後席の快適性を高めるため、センターコンソール後部に吹き出し口も設定した。(3.0L車に標準装備、2.5L車にオプション。)
    また、給油口とトランクリッドは、外からワンタッチで開けられる運転席ロック連動のセントラルロックタイプを採用した。トランクのヒンジは荷物と干渉しない4リンク式とし、トランクルームは、475L(VDA方式)の容量を実現した。


3.ヒューマンタッチの高性能をテーマにしたエクステリア、機能的で知的なインテリア
新型「スカイライン」は、スポーティ、プレミアム、オリジナリティの3つをキーワードにデザインを行った。
  • エクステリア
    エクステリアは、新世代「FMパッケージ」がもたらす、ショートオーバーハングと大径タイヤによるスポーティでFR車らしいたたずまいと、ロングホイールベースによる広くて快適なキャビンの両面を表現するデザインとした。流れるようなルーフラインは、キャビンを包み込む、美しいフォルムとなっている。
    ボディカラーについては、光輝感の強いダイヤモンドシルバー(M)、立体感を強調するシャンパンシルバー(TM)、光輝感が強く深みのあるフレアレッド(PM)など全6色を設定した。 
 *Mはメタリック、TMはチタンメタリック、PMはパールメタリックの略
  • インテリア
    インテリアはT字型のシンボリックな構成とし、大人4人のパーソナルコンフォートを表現している。
    インテリアカラーは、ブラック/エクリュの2トーンを標準仕様とし、黒を基調としたスポーティなSコレクション、エクリュを基調とした洗練された雰囲気のPコレクションをお客様の好みに応じて選択できる設定とした。
    室内照明については、イエローオレンジで統一し、すっきりしたスポーティ感を演出した。

4.世界最高水準の安全性

    新型「スカイライン」は、新世代「FMパッケージ」の採用より、フルラップ前面、オフセット前面、側面、後面とあらゆる方向の衝突形態に関し、世界最高水準の安全性を実現した。特に、従来は両立させることが難しいといわれていたフルラップ衝突とオフセット衝突を高次元で両立するため、衝突時のエンジン脱落構造、ブレーキペダルの後退防止構造、プロペラシャフトの破断構造などの最新技術を採用している。
    さらに、前方から大きな衝撃が加わった時、シートクッションフレーム内に設けたクロスバーが瞬時に上方に移動し、シートベルト及びSRSエアバッグシステムと合わせて乗員の拘束性を高める、世界初のアクティブシートクッションを全車のフロントシートに採用した。
    また、高速でも浮き上がりの少ないストレートアームタイプのワイパー、ドライバーの視線に合わせてレイアウトしたヘッドランプ、視認性に優れた高輝度LEDリヤコンビネーションランプなど、様々な装備を採用している。

5.環境への配慮  

    NEO Di「VQ30DD」「VQ25DD」搭載により、クラストップレベルの燃費(3.0L:11.6km、2.5L:12.0km)1を達成するとともにCO2排出量の削減に貢献している。さらに、リサイクル可能率90%以上2を達成するとともに、ラジエーターやヒーターコア、ハーネスなどに鉛を使用しない部品を採用している。
      また、日産として初めてクルマの設計プロセスにLCA(Life Cycle Assessment)を適用し、フロントエンド(車両前部)のラジエーター・コア・サポート部分を樹脂化したことなどに伴う環境影響評価を実施した。今回の結果では、従来構造・材質に比べライフサイクルによって環境負荷(CO2:二酸化炭素、NOx:窒素酸化物、SOx:窒素酸化物)の低減が図られている。

*1:10・15モード(国土交通省審査値)
*2:日産独自の算定基準による(重量ベース)

<全国希望小売価格(消費税を含まず)>  (単位:千円)
駆動 グレード エンジン ミッション 価格  
2WD 300GT Pコレクション VQ30DD
(NEO Di)
5M-ATx 3,330  
Sコレクション 3,330  
  3,250 #
250GT Pコレクション VQ25DD
(NEO Di)
M-ATx 2,910  
Sコレクション 2,910  
  2,800  
250GTe   2,650  
#掲載写真車種
5M-ATx:マニュアルモード付フルレンジ電子制御5速オートマチック
M-ATx :マニュアルモード付フルレンジ電子制御4速オートマチック




日産自動車の関連会社である(株)オーテックジャパン(本社:神奈川県茅ヶ崎市、社長:相部 剛)は、今回の新型「スカイライン」の発売を機に、LVシリーズ*にも、主に下肢の不自由な方が運転するための手動運転装置「オーテックドライブギア」を装備した「スカイライン ドライビングヘルパー」を設定し、6月18日より全国一斉に発売する。

* LVシリーズ…日産自動車グループでは、生活のいろいろなシーンでお役に立ちたいとの意味を込め、福祉車両をLV「Life care Vehicle(ライフケアビークル)」と呼んでいる。


スカイライン ドライビングヘルパー(オプション装着車)


<スカイラインLVシリーズ「ドライビングヘルパー」>
スカイライン「ドライビングヘルパー」は、手動運転装置「オーテックドライブギア」(コントロールグリップとステアリングノブのセット)を装備し主に下肢の不自由な方が運転できるようにした車両である。

「オーテックドライブギア」は、オーテックが独自に開発した手動運転装置で、左手でアクセル、ブレーキを操作するコントロールグリップと、右手でステアリングを操作するステアリングノブとで構成されている。主な特長は以下の通り。

1. デザイン性

    コントロールグリップとステアリングノブには「花梨(かりん)」の自然木から削り出したウッドグリップ、ウッドノブを採用し、高級感あふれるデザインとした。
2. 操作性
    アクセル・ブレーキ操作には、操作の感覚がダイレクトに手に伝わりドライビングを楽しめるようにワイヤー式を採用した。また、アクセルを少ない力でも引き続けることができ、長時間のドライブや力の弱い方にも腕の負担が少ない。
3. 信頼性
    通常の車両のアクセル、ブレーキに準じた耐久信頼性実験を実施しているほか、ブレーキをダブルワイヤー機構とし、万が一通常使用のワイヤーが切れた場合には、非常用のワイヤーが自動的に作動し安全に走行できるようにしている。
<スカイラインLVシリーズ「ドライビングヘルパー」車両概要>
種類 ドライビングヘルパー
ベースグレード 250GT
駆動 2WD
エンジン VQ25DD
ミッション M−ATx
乗員定員
ベース車に対して
追加・変更となった
主な仕様・装備
[標準装備]
・手動運転装置「オーテックドライブギア」
  (コントロールグリップとステアリングノブのセット)
・手押し式パーキングブレーキ
ボディカラー ベース車に準ずる
取り扱い販売会社 NISSAN Red Stage:サティオ系・プリンス・チェリー系各販売会社
*全車種取り扱い店(NISSAN Red&Blue)を含む

<各地区希望小売価格(消費税を含まず)>  
(単位:千円)
車種 ベースグレード 駆動 定員 エンジン ミッション 価格
スカイライン
ドライビングヘルパー
250GT 2WD 5 VQ25DD M-ATx 3,000
・M-ATx:マニュアルモード付フルレンジ゙電子制御4速オートマチック
・ドライビングヘルパー(手動運転装置取付車)の消費税は非課税となる。
・「オーテックドライブギア」は他グレードでも架装可能。

(了)

 

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