世界中に市場と生産拠点を持つ日産にとって、輸送(物流)での環境負荷の低減は重要な取り組みです。市場に近いところで生産する「現地生産」を変わらず推進していくとともに、世界のサプライヤーと協働して物流の効率化に取り組んでいます。
積載率の向上とモーダルシフトでCO2を削減
物流全体で効率化を図り、CO2(二酸化炭素)排出量を削減するためには、部品メーカーや物流会社の協力が不可欠です。日産では、部品メーカーや物流会社から積極的にアイデアを受け付け、よりいっそうの効率化を進める仕組みを設けています。
物流の効率化には、大きくは2つのアプローチがあります。一度に運ぶ量を増やして輸送本数を減らす積載率の向上と、トラック輸送からCO2排出量の少ない船舶や鉄道に輸送手段を転換するモーダルシフトの推進です。日産では、この2つのアプローチで、効率の良いCO2削減に取り組んでいます。
輸送時のCO2排出量を把握し、徹底管理
日産は国内自動車メーカーではもっとも広い範囲である、国内すべての輸送時でのCO2排出量を把握しています。環境負荷の実態を着実に把握することで、具体的な改善につなげていくとともに、物流におけるCO2排出量削減への取り組みの重要性を、各国間・地域間で共通して認識していきたいと考えています。
物流に関わる2007年度の日本国内のCO2排出量は108,728t-CO2でした。これは、完成車や生産用・補修用部品の日本国内輸送、日本国内の港間輸送をはじめ、事業所間での社内文書等の郵便配送、産業廃棄物処理、販売会社への広告配布等までを把握の対象としています。2007年度からはさらに、日本国内港と海外港を結ぶ海上輸送や、北米、欧州、そのほかの地域での国内輸送についても把握・管理を広げています。


