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リサイクルへの取り組み

新興国の経済発展に伴い鉱物資源の需要が急速に拡大し、この状況が継続すれば2050年には現時点で確認済みの地下鉱物資源がすべて採掘されてしまうという予測も出ています。また現在稼働中の採掘現場や新たな探査現場の一部は、生態系の保全価値が高い地域に位置しており、採掘時の表土掘削や森林伐採、廃水などが与える環境への影響が懸念されています。

こうした課題に対応しながらお客さまにこれからもクルマを提供していくために、日産は従来取り組んできたクルマの生産過程で投入する資源の削減といった資源の利用効率の向上だけでなく、再生可能な資源や再生材の採用を促進していきます。特に再生材については、「一度採掘した天然資源を、品質を維持しながら活用し続けることで環境負荷を最小にする」という考えに基づき、2016年度までにクルマ1台当たりに占める再生材の使用率を25%まで引き上げることを目標に定めています。

クローズド・ループリサイクルの仕組みを拡大


クローズド・ループリサイクル

クローズド・ループリサイクルとは、生産時に発生した廃棄物、スクラップや、回収した自社の使用済み製品を、同等のクオリティを維持した材料として再生し、再び自社製品の部品に採用する手法です。この手法により、同じ材料を繰り返し使用できるようになり、製品ライフサイクルにおけるCO2排出と環境負荷を大幅に低減させることができます。
特に日産では、クルマの材料として占める割合が高く、かつ天然資源採掘時の環境への影響が大きく、材料製造時や廃棄時に多くのエネルギーを要する鉄、アルミニウム、樹脂という3つの材料のクローズド・ループリサイクルに注力しています。鉄とアルミニウムは、生産時に発生する端材を減らす工夫に加え、発生した端材をビジネスパートナーと協力しながら回収し、自動車用の材料に再生することに努めています。さらに使用済み自動車のアルミロードホイールの回収・再生利用を推進しています。2015年度は、約2,770トンのアルミホイールを回収しています。樹脂については、工場で発生する塗装済みバンパーのスクラップを、追浜工場の塗装済みバンパー再生工程で塗膜を除去して再生しています。これらは新車用のバンパーに生まれ変わり、「日産リーフ」をはじめ、多くの新車に使われています。また、販売会社で交換されたバンパーを再生資源として回収し、アンダーカバーなどの部品の材料として採用しています。

クローズド・ループリサイクル 具体的な取り組み

アルミロードホイールの再生利用

日産は、使用済み自動車から回収したアルミロードホイールを、日産の工場内で材料として再生し、高品質のサスペンション部品等へ採用することを可能にしました。これによりバージン材料の使用を削減しています。従来から、廃アルミニウム材はエンジンをはじめとして、幅広くアルミニウム部品としてリサイクルされていましたが、全国のリサイクル事業者で日産のアルミロードホイールのみの分別回収を徹底して行うことにより、より高いグレードのアルミニウム部品に再生利用しています。

バンパーの再生利用

日産が回収したバンパーを粉砕し、薬品を使用せず従来より安価に塗膜を剥離する装置を開発しました。こうして再び材料とし、補修用バンパー、新車用バンパーへの使用を順次進めています。

使用済みPETボトルの再生利用

使用済みPETボトルの繊維を用いた部品を採用

日産は再生PET(ポリエステル)の細径繊維化の技術開発に成功し、使用済みPETボトルの繊維をダッシュならびにフロアインシュレーターの吸音層の主成分として再生利用しています。

PETボトルのキャップを回収し自動車部品に再生利用

PETボトルのキャップはクルマの部品にも多く使用されているポリプロピレンという樹脂からできています。そこで日産は、飲み終わったペットボトルのキャップをクルマの材料として再生する仕組みを協力会社と連携して構築し、日本国内の事業所および一部の関連会社からキャップを回収し、クルマの部品材料として再生利用しています。

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