解体実証研究
使用済み自動車のリサイクルを進める上で、解体しやすい自動車の設計・生産が重要であると日産では考えています。また、解体した後、リユースできる部品やリサイクルできる有価物を取り除いたシュレッダーダストをどのように処理するかも課題です。日産では、使用済み自動車の適正処理、および材料リサイクルと部品再利用のための、効率的な解体方法を開発する実証研究を行っています。これまでの解体実証研究では、廃油・廃液や鉛などの環境負荷物質をどのように処理するかということが主要なテーマでした。しかしここ数年は、高付加価値材料の再利用を目指し、更なるリサイクル実効率の向上を図る研究を進めています。解体技術の向上と同時に、研究で得られた成果を開発部門へフィードバックし、材料設計・解体しやすい設計などに反映しています。
解体性評価


解体実証研究への取り組みの成果
廃油廃液回収装置 ワンステージドレン

日産生産方式のノウハウを生かし、廃油・廃液の回収作業を、1つのステージ上で効率よく、確実・安価に回収する装置「ワンステージドレン」を開発し、 2001年5月から販売を開始しています。この装置によって廃油・廃液の回収量が約2倍に増え、従来は回収に40分かかっていましたが、同作業を7分以内に短縮することができました。
LCC再生装置「復活くん」

使用済みエンジン冷却液(LLC)は主成分のエチレングリコールのほかに、防腐剤及び使用する過程で生成する分解物や金属イオン等の劣化物が多く含まれており、適正に処理する必要があります。そのため、LLCリサイクル装置「復活くん」を開発しました。
オイルエレメントカッター

処理に手がかかるオイルエレメントの油きりを簡便に出来るオイルエレメントカッターを開発し、販売しています。この装置でエレメントをカットし、金属部分と紙のフィルターに分離し、金属部分を再生することが可能です。


