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パワートレイン

26km/Lの低燃費を実現した「HR12DE」エンジン


「HR12DE」エンジン

日産は、軽量・コンパクトを追求した3気筒1.2リッター「HR12DE」エンジンを新たに開発しました。3気筒エンジンは、小型車で一般的な4気筒エンジンと比べて可動部品が少なく、かつシリンダーブロックに真円ボア加工技術などを採用したことにより、日産の従来型同クラス4気筒エンジンに対して約20%のフリクション(摩擦抵抗)低減を実現。さらにエンジン回転軸の重量バランスの工夫により、4気筒エンジン並の高い音振性能を実現しました。このエンジンは2010年7月に日本で発売された新型「マーチ」に搭載されています。

ガソリン直噴ターボエンジン「MR16DDT」エンジン


「MR16DDT」エンジン

日産は、高出力と低燃費を両立させるダウンサイジングコンセプトに基づいて、小排気量ガソリン直噴エンジン(エンジンのシリンダー内に、直接燃料を噴射する)にターボチャージャーを組み合わせた1.6リッター4気筒「MR16DDT」エンジンを新たに開発しました。

「MR16DDT」エンジンは、吸排気バルブの開閉タイミングを連続的に変化させる可変バルブタイミング機構(CVTC)やフリクションを低減した新型バルブスプリングなどの新技術を採用することで、2.5リッター相当の出力で低回転から高回転まで優れた加速性能と燃費性能を高次元でバランスさせました。このエンジンは、日本市場の「ジューク」に搭載されています。

デュアルインジェクターを採用した「HR15DE」エンジン


「HR15DE」エンジン

日産は、量産エンジンでは初となる、コンパクトなインジェクターを気筒当たり2つ装備するデュアルインジェクターを採用した1.5リッター「HR15DE」エンジンを開発しました。

このデュアルインジェクターは、霧状に噴射される燃料の粒子を従来より約60%小さくすることで、燃焼を安定化させます。また、吸排気CVTCと組み合わせることで、熱効率の向上や吸気抵抗の低減を実現しました。日産の従来型同クラスガソリンエンジンと比べて燃費が約4%向上するとともに、燃焼効率の向上で排出ガス中の炭化水素が抑制され、浄化のための貴金属使用量も低減しました。このエンジンは2010年6月に日本に投入した「ジューク」から搭載されています。

始動時間を短縮したアイドリングストップ

信号待ちなどでクルマを停止させたときに自動的にエンジンを切り、発進時にエンジンを再始動させるシステムがアイドリングストップです。停車時にエンジンを停止させることで燃費を向上させ、CO2排出削減の効果もあります。

この技術を実用化するためには、アイドリング時にエンジンをストップさせた後のリスタート機能が重要となります。日産では、エンジンの逆回転を検知するセンサーを採用し、通常のエンジンが4サイクルで始動していたのを、2サイクル目で始動完了することで時間を短縮。新たな装備を追加することなく、より手軽な技術でアイドリングストップを実現し、約8%の燃費(10・15モード)を向上させています。

また、2010年11月に日本で発売した「セレナ」には、エンジンの始動性が早くて静かなECOモーター式のアイドリングストップを採用しました。

新型CVTを採用


CVT販売台数の推移

日産は、真に実効性のある技術の普及によって、総量でのCO2削減を目指しており、CVT(無段変速機)を重要な燃費向上技術と位置づけています。
2010年には、力強い発進加速性能と静粛性かつ低燃費を両立した「新型エクストロニックCVT」を開発しました。「新型エクストロニックCVT」は、副変速機の採用により、従来比で10%軽量かつ13%コンパクトで、さらにフリクションを約30%低減しています。また、今回「マーチ」に採用したアイドリングストップシステムでは、この副変速機を利用した内部ロック機能で、坂道(勾配6%程度以下)でもクルマが下がることなく、エンジンを再スタートできます。また、エンジン再始動時間の短縮を実現しており、日常の運転で意識することなくアイドリングストップが作動します。このCVTは新型「マーチ」、「ジューク」に搭載されています。
日産のCVT搭載車は小型車から大型車まで幅広い車種にわたり、グローバルでの年間販売台数は2007年度に100万台を越え、2010年度には158万台以上に達しています。今後もCVT搭載車をグローバルに投入し、2016年度までに累計販売台数を2,000万台に拡大します。

世界最高レベルの燃費を実現した「HR12DDR」エンジン


「HR12DDR」エンジン

日産は、ガソリン車世界最高レベルの燃費を目標に1.2リッター「HR12DDR」エンジンを新たに開発し、欧州市場に投入する小型車「マイクラ(日本名 : マーチ)」に、2011年前半に搭載します。このエンジンは「マーチ」に搭載した1.2リッター3気筒の「HR12DE」エンジンをベースに、1.5リッター相当の出力で、CO2排出量95g/km(欧州計測モード)を実現。ミラーサイクル化、ガソリン直噴システム、高効率スーパーチャージャーを採用し、アイドリングストップシステムと併せることで、動力性能と燃費性能を高次元で両立しています。

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