環境への取り組み

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環境に配慮したクルマ

さまざまなクリーンエネルギーを活用したクルマの開発に、積極的に取り組んでいます

日産では、二酸化炭素(CO2)排出量の削減や排出ガスの清浄化のみならず、将来のエネルギー問題を見据え、燃料電池、電気、ハイブリッド、天然ガスの4つの技術に注力して研究開発を進めています。クリーンエネルギー車の普及に向けては、車両の耐久性、価格、航続距離等の技術的課題のほか、燃料供給スタンドなどクリーンエネルギー車を使用するための環境を整備する必要があり、他業界とも連携を取りながら用途に応じた最適な研究開発・商品化に取り組んでいます。

ガソリン車


VVELを搭載したスカイラインクーペ

小型車では、新型1.5リッターガソリンエンジンとエクストロニックCVTの改良により、従来よりもさらに燃費を向上させています。また、アクセル開度や回転数などの運転状態に応じて、エンジンの吸気バルブの作動角とリフト量を連続的に変化させる日産独自の新技術「VVEL(バルブ作動角・リフト量連続可変システム)」をV6・V8エンジンに採用し、スカイラインクーペなどに搭載しました。これによって動力性能の向上とCO2排出量を約10%※低減する環境性能の両立を実現しました。

さらに、2010年を目標に、ハイブリッド車と同等レベルまでCO2排出量を削減するガソリンエンジン車を日本市場から順次投入します。これは、3リッターのガソリンで約100km走行できる、リッター30km以上の燃費を実現するクルマです。ガソリンエンジンでこのような「3リッターカー」を実現した例はまだありませんが、効率が非常に高い過給エンジンや次世代CVT、統合制御システムなど多くの先端技術によって実現します。

クリーンディーゼル車


クリーンディーゼルエンジンを搭載した「キャシュカイ」(欧州市場)

従来のディーゼル車より排出ガスを低減したのが、クリーンディーゼル車です。日産は、バイオディーゼル混合燃料でも走行するクリーンディーゼルエンジンをすでに欧州市場に投入しています。

2007年には、欧州において黒煙を捕集・酸化除去するフィルターを装着したクリーンディーゼルエンジンを「キャッシュカイ」に搭載しました。また日本においても、他社に先駆けてクリーンディーゼルエンジン搭載車・「X−TRAIL」を2008年秋に発売。今後は、各国の将来排気規制をクリアするクリーンディーゼルエンジンを北米、中国へと順次投入していきます。

さらに日産は米国カリフォルニア州の排出ガス規制SULEVレベルを達成するクリーンディーゼル技術も開発しており、今後実用化に向けた研究開発を強力に加速していきます。

  •  バイオディーゼル燃料:植物油脂や動物油脂などの再生可能な資源からつくられる軽油代替燃料。

電気自動車


2007年東京モーターショーで発表された電気自動車のコンセプトカー「PIVO(ピボ)2」

モーターと電池で走行する電気自動車(EV:Electric Vehicle)は、走行時にCO2や排出ガスを出さないクリーンなクルマです。日産は、1940年代から電気自動車の開発を進め、数多くのクルマを発表・販売してきました。今後は、充電設備などのインフラ整備を他業界と提携して推進し、2010年までに実証実験を行い、同年の早い時期に日本から新型電気自動車を投入することを目指しています。

ハイブリッド車


本来の加速感や動力性能を損なうことなく、優れた燃費性能を備えた「アルティマハイブリッド」(北米市場)

ハイブリッド車は、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせて走行し、CO2はもちろん、窒素酸化物(NOx)や炭化水素(HC)などの排出量も少ない優れた環境性能を特長としています。日産はコンパクト車並みの燃費性能を備えながら、V型6気筒エンジンに匹敵する加速性能を両立させたモデル「アルティマハイブリッド」を2007年初頭に米国市場に投入。さらに2010年度の北米、日本への投入を目標に、日産の独自システムを搭載したハイブリッド車を開発します。
また、外部電源からバッテリーに充電した電気エネルギーを使って、電気自動車と同様のモーター走行をすることで、CO2を排出しない走行が可能となるプラグイン・ハイブリッド車の研究開発も推進しています。

燃料電池車


最新の燃料電池車「X−TRAIL FCV」最新モデル(日本市場)

燃料電池車(FCV:Fuel Cell Vehicle)は、水素と酸素を反応させて電気エネルギーを直接取り出すクルマ。排出物は純粋な水と、非常に効率がよく、クリーンな動力源を持っています。

日産はこれまでに培ったさまざまな技術(電気自動車のリチウムイオン電池や強電システム技術、ハイブリット車の制御技術、圧縮天然ガス車の高圧ガス貯蔵技術など)を活かし、クルマとしての扱い易さを維持しながら、環境性能、省エネルギー性能に優れたFCVの実用化を目指しています。

2005年には、70MPaの高圧水素タンクや自社開発の燃料電池スタックを搭載した「X−TRAIL FCV」最新モデルでガソリン車並みの航続距離および加速性能を実現するなど、積極的に開発を続け、日本において2003年度より限定リース販売を行っています。2010年には、さらなる改良を加えた次世代型燃料電池車を、北米および日本で販売する予定です。

バイオ燃料対応車


バイオエタノール85%混合燃料に対応したタイタン(北米市場)

バイオ燃料は、サトウキビ、とうもろこし、建築廃材など、主に植物から生成される燃料で、使用しても大気中のCO2を増やさない、再生可能なエネルギーとして注目されています。自動車用のバイオ燃料には、大きくバイオエタノールやバイオディーゼルがあります。すでに日産では、世界中で販売するすべてのガソリンエンジン車がバイオエタノールを10%まで混合した燃料(E10)に対応しています。北米では現在、エタノールを85%まで混合した燃料(E85)に対応したクルマ「タイタンFFV」「アルマーダFFV」を発売しています。ブラジルにおいてはバイオ燃料100%で走るクルマを2年以内に販売する予定です。

低排出ガス車


日本で最初のSU−LEV認定車となった「ブルーバードシルフィ」

日産は将来を予見し、厳しい自主規制や目標を掲げて、商品の設計や生産を行ってきました。2000年1月、米国で発売した「セントラCA」は、ガソリン車としては世界で初めて、カリフォルニア州大気資源局(CARB)が制定する排出ガス基準値をクリアし、PZEVの認定を受けました。

2000年8月に日本で発売した「ブルーバードシルフィ」が運輸省の定める超・低排出ガス車(U-LEV)の認定を日本で初めて取得。

2003年には国内で初めて、U-LEVの約半分の排出ガスレベルに相当する「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」の認定も受け、2006年5月にはSU-LEV車の販売比率が80%を超えました。

圧縮天然ガス車


日本で初めて「超-低排出ガス車」として型式認定された圧縮天然ガス車「AD CNG」

圧縮天然ガス車(CNGV: Compressed Natural Gas Vehicle)は、天然ガスを燃料に走行するため、ディーゼル車に比べNOxやHCの排出量が少なく、黒煙(粒子状物質)はほとんど排出されないという特性を持っています。

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