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活動レポート
日産デザイン本部 新デザインセンターメディアお披露目イベントレポート (2007/03/15)

神奈川県厚木市のテクニカルセンター内にあるデザインセンターがこの度、約25年ぶりにリニューアルされ、2006年12月12日〜15日の4日間、国内外のメディアに初めて公開されました。
この新しいデザインセンターは2002年から行ってきたグローバルでのデザイン施設リニューアルの集大成であり、敷地面積はこれまでの施設の約1.5倍の約42000㎡、600名強のスタッフが働いています。今回はそのお披露目イベントの様子をレポート致します。

4日間で約90メディア、270名のメディアが来場
 
ゴーン社長のオープニングスピーチ

初日の12日にはゴーン社長よるオープニングスピーチが行われました。
その中でゴーン社長は「自動車メーカーの成功を左右するのは優れた商品です。当社にとって、優れた商品とは、性能、革新性、デザインがその鍵を握ります。この新しいデザインセンターは、我々が長期的な戦略の中で非常に重要な点として位置づけている効率的かつ効果的な研究開発体制の実現というものを目的に行っている取り組みの一環です。」とコメントしました。
また、この日は新デザインセンターに加え、2007年に日本市場で発売予定の新型「デュアリス」や、同じく2007年に発売予定の新型GT-Rの新しいカーバッチなどがゴーン社長の手で初公開されました。

オープンニングスピーチを行うゴーン社長
デュアリスを初披露するゴーン社長
オープンニングスピーチを行うゴーン社長 デュアリスを初披露するゴーン社長

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新デザインセンターについてのプレゼンテーション

デザイン本部担当の中村史郎常務執行役員からはこの新デザインセンターのコンセプトやその狙いなどについてプレゼンテーションがありました。
スピーチの冒頭で中村常務執行役員は、「我々はこれまで『世界をリードするデザインで強いブランドを確立する』というスローガンのもと、様々な取り組みを行ってきました。今回の一連の投資はこれまでの流れをさらに加速させ、未来に向けて更なる進化(Super Evolution)をとげるための重要な投資であり、今後も自動車デザインの世界を我々がリードしていくという強い意思の表れでもあります。」とコメントしました。

プレゼンテーションを行う中村常務執行役員
新デザインセンター全景
プレゼンテーションを行う中村常務執行役員
新デザインセンター全景

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施設見学

プレゼンテーション終了後には施設見学が行われ、デザイン開発最前線の現場や新しいデザインセンターの特徴的なスペースを約1時間に渡って見学していただきました。デザインセンターのエントランスホールからその見学は始まり、まず最初にデザイナーが実際にスケッチ作業を行っているデザインスタジオや様々なサイズのクレイ(粘土)モデルを使ってデザイン開発を行っているモデルスタジオを今回特別にご覧頂きました。
その後、会場を移動し、カラーデザインやパーツデザイン、パーシブドクオリティ(感性品質)といったエクステリア、インテリアデザイン以外の取り組みを紹介した展示エリアを見学。そしてさらに、デザインオリエンテッドなアイテムがテーマ毎に展示されているインフォギャラリー、デザイン関連の書籍や様々な最新の情報誌が集められたインフォキッチンといったデザイナーの発想支援のためのスペースを見学していただいた後、最初にプレゼンテーションが行われた大ホールへと戻りました。

実物大のクレイモデルを使ってデザイン開発が行われてれるモデルスタジオ
デザイン本部の様々な取り組みを紹介した展示
実物大のクレイモデルを使ってデザイン開発が行われてれるモデルスタジオ
デザイン本部の様々な取り組みを紹介した展示

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最新のコンセプトカーが展示されたホールで懇親会

大ホールに戻られたメディアの方々を出迎えたのは、GT-R PROTOやインフィニティクーペコンセプト、アルティマクーペ、そしてこのイベントで初披露されたクロスオーバーSUV「デュアリス」などの日産の誇る最新モデル達でした。さらにホールの外の屋外検討場では、普段日本国内ではではめったに見ることができない、海外市場で販売されているモデルを多数展示し、会場に華を添えました。そしてこれらのクルマを交えて、日産デザインの誇る各チーフデザイナーや各部の責任者との懇親会が行われました。

最新モデルが多数展示された懇親会会場
北米市場で販売されているモデルが展示された屋外検討場
最新モデルが多数展示された懇親会会場
北米市場で販売されているモデルが展示された屋外検討場

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新デザインセンターの3つの特徴
 
新しいワークスタイルの確立

今回の新しいデザインセンターは3つの大きなコンセプトから成り立っています。その一つが「新しいワークスタイルの確立」です。その実現に向け、我々は「Collaboration & Communication」という言葉をキーワードとして定義しました。これは単なるデザイン内の各機能間の連携強化、という意味ではなく、商品企画、エンジニア、サプライヤーといったデザイン開発に携わる様々なメンバーとの連携強化を意味しています。
そして、その考え方は建物のレイアウトそのものに表現されています。
3階建てのこの建物は、横に長い形状が特徴で、建物内はプロジェクト毎にゾーニングされています。1Fと2Fにはデザインスタジオやモデルスタジオがあり、お互いが簡単に行き来することができます。3Fは関係者とのコラボレーションを目的としたエリアとなっており、少ない移動距離で、効率的かつ効果的に共同作業を進めることができるように工夫されています。

間仕切りのない開放的なモデルスタジオ
実車の展示も可能なデザインスタジオ
間仕切りのない開放的なモデルスタジオ
実車の展示も可能なデザインスタジオ

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クリエイティブな環境づくり

2つ目の特徴が「クリエイティブな環境づくり」です。魅力的なデザインを生み出すためにはデザイナーがいかに自らの創造力を最大限発揮できるかが非常に重要になってきます。
そこで新しいデザインセンターにはデザイナーの創造力を刺激するための、随所に工夫がなされています。例えば2Fにはインフォメーションギャラリーやインフォメーション ブースを設けており、クルマ以外のデザインオリエンテッドなアイテムをテーマごとに展示しています。また、スタジオ内は空間を仕切る壁を極力少なくした開放的でフレキシブルな空間となっており、プロジェクトの垣根を越えて、互いに刺激をしあうことでよりいいモノを生み出す、そんなクリエイティブな環境になっています。

様々なデザイン展示が行われるインフォメーションギャラリー
高い天井による開放感が特徴のデザインスタジオ
様々なデザイン展示が行われるインフォメーションギャラリー
高い天井による開放感が特徴のデザインスタジオ

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デジタルプロセスの推進

最後が「デザインプロセスの推進」です。
現在、日産では全社的にデジタルプロセスの推進を積極的に進めています。
デザインでは、例えば以前は紙やマーカーで行われていたスケッチ作業が現在では殆どがコンピューター上で行われています。パワーウォールと呼んでいるスクリーンでは、実際にモデルを作らなくても、バーチャルで様々な検証を行うことができます。これにより非常に短期間でデザインの検討が可能となります。デジタルプロセスには様々なメリットがあり、例えば一つにはモデルを作る回数が減るため、コストの削減に加えて、環境への負荷を下げることもできます。また、大きなメリットとして、開発期間短縮、そしてデザインの質を向上させることができます。
デジタルデータ先行のこのプロセスの推進により、エンジニアリングの連携精度が高まり、これまでの工程に比べ無駄がなくなり、高い品質を保ちながらこれまでより短い期間でクルマを開発することが可能になります。

コンピューター上で行われるデザイン作業
実物大での検証が可能なパワーウォール
コンピューター上で行われるデザイン作業
実物大での検証が可能なパワーウォール

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Passion & Imagination
今回のこの新しいデザインセンターはこれから長い将来を見据えた他に類を見ない革新的な施設になっています。これは我々日産自動車の将来への投資であり、魅力的なデザインを作り続けていくというコミットメントの表れでもあります。
日産デザインでは「世界をリードするデザイン」という言葉を活動のゴールに設定しています。我々はこれを車のデザインのみならず、ワークスタイルにおいても世界のベンチマークとなることを目指し、そして自らに挑戦し続けていきたいと考えています。
「Passion&Imagination」をキーワードに、この新しいデザインセンターから生み出される、今後の日産車に是非期待ください。


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