デザインとはお客様とブランドを結びつけるもの

中村 史郎
日産自動車常務執行役員
チーフクリエイティブオフィサー
我々は日々のデザイン活動において日本文化のDNAと日産のこれまでのヘリテイジを大切にしています。それは強いブランドを確立していくためには、まずは自身のアイデンティティをしっかりと認識することが非常に重要だと考えているからです。そして日産のデザイナーは「形は気持ちに従う」という考え方のもと、使い手の気持ちに立ち、どういうエモーショナルな価値をクルマに求めているのかをとことんまで考え抜き、その期待を超えるような魅力的なクルマを生み出すことを目指して日々デザインをしています。見てワクワクするようなデザイン、日々の生活を彩り、豊かにするようなクルマを生み出していくことが我々日産デザインの使命だと考えています。
また、我々はクルマのデザイン開発以外にも様々な取り組みをしています。「デザインのメッセージをお客様に届けるまでがデザインの役割」と考え、例えばコマーシャルやカタログといったセールスプロモーションから、ショールームやモーターショーのブースといった空間デザインに至るまで、一貫したメッセージを発信できるよう、すべてのカスタマータッチポイントに携わっています。
ブランドとは言い換えればお客様にとっての日産の価値そのものです。デザインの力を最大限活用することにより、お客様から愛され、信頼される会社へと成長させていくこと、それこそが我々が目指すところなのです。我々のチャレンジに終わりはありません。


